イタリアの家の夏の仕事
私が住んでいるのは、フィレンツェの世界遺産の地区。中世の建物の中にある家に住んでいます。
建物は1300年代のもの。つまり、築700年😲です。
家にはオリジナルの暖炉のフードが残っていたり、趣はあるのですが、とにかくメンテナンスが大変です。
新車と中古車の差の比ではありません。
天井から雨漏りしてきたり、ドアが傾いてきたり、壁にひびが入ったり。。。
そのたびに、修理をしなくてはなりません。
メンテナンスの中でも大仕事は、ペンキの塗り替えです。
窓の枠は、木でできていて、外側は日光があたるため、木が傷んできます。
毎年夏になると、保護のために木専用のペンキを塗ります。
壁も定期的に塗り替えないといけません。
これも夏にやります。
冬は、寒くて窓を開けることができないのと、ペンキがなかなか乾かないため、夏にやらなくてはいけません。
近代、現代の家は、壁が平らなので、ペイントローラーでペンキを塗ることができます。
でも、1300年代の建物となると、壁に凸凹があり、ペイントローラーではうまくペンキを塗ることができません。ハケで丁寧に塗っていかないといけません。
変なところに柱や段差があったりして、家自体も凸凹しているので、スムーズにペンキ塗りもできません。
また、天井が3メートルくらいあるので、はしごが必要で、面倒です。
昨年は、リビングの壁の一部を塗り替えました。
今年は、バスルーム。
バスルームは狭いため、塗る面積は少なくて済みますが、狭いところに便器、洗面台、棚、シャワーがあるため、身動きがあまりできず、これまた大変。
壁が凸凹しているため、1度塗りではきれいに塗れないので、2度塗ります。
1日かけて完成しました。
出来上がると、みためがきれいになり、うれしいです☆
夏、暑い中の作業は大変ですが、何かのメンテナンスをするたびに、愛着がわいてきます。