日本からのイタリア旅行再開
夏休みの時期になり、イタリアでは、ヨーロッパ人やアメリカ人のツーリストがあふれています。
でも、アジア人の姿はほとんどいません。
たまーに韓国の観光客らしき人たちを見かけるようになりました。
7月に入り、本当にまれですが、日本の観光客も見かけるようになりました。
そんななか、友人がフィレンツェ旅行にきました。
旅行中はハードスケジュールで動いているとのことで、夕食のみを一緒にすることになりました。
ひさしぶりに会う友人。
Facebookの投稿で彼女の近況を見ていたので、そこまでひさしぶりという感じがしません。
Facebookは友だちとのつながりをキープするのに適していると実感します。
特に遠く離れていると、関係も遠のいてしまいがちですが、近況のアップデートもでき、遠のいてしまうどころか以前より親しくなることもあったりします。
SNSってすごい。
さて、友人夫婦が宿泊しているホテルで待ち合わせをして、レストランへ。
レストランは、サバティーニへ❤
コロナ前は入口の扉がいつも閉まっていて、店内が見えなく、入りにくい感じでしたが、コロナ以降入口が開け放たれていて、Tボーンステーキの肉が飾ってあったり、入りやすい雰囲気になりました。
ハイシーズンの土曜日だったので、いっぱいかと思いきや、開いているテーブルもありました。
前菜は、牛肉のタルタルの燻製。
スモークの香りがすごかったです。
店内がかなり暗くて、写真も暗いですが。。
定番の前菜の盛り合わせ。生ハム&サラミ&クロスティーニ。
パスタは、猪肉のパッパルデッレ。
レストランのおすすめだったので、リゾットをやめてこれにすることに。猪肉がやわらかくてとってもおいしかった!
ラザニア。
ポーションが小さくて、ちょっとびっくりしましたが、洗練された味でした。
メインは、牛フィレ肉のグリーンペッパーソース。
お肉はやわらかく、ソースもまろやかでおいしかった!
伝統料理であるペポーゾもたのみましたが、写真を撮るのを忘れました。。
ペポーゾは、胡椒のきいた牛肉の煮込み。胡椒がききすぎていなく、お肉はホロホロ。ペポーゾはたいていかなりヘビーなのですが、そんなにヘビー感もなく、おいしかったです。
前菜、パスタ、メイン料理と、肉ばかりですが、フィレンツェは肉が中心なので、おすすめ料理を選ぶと自然にそうなってしまいます。
暑い夏にヘビーなお肉ですが、冷房のきいているレストランでは問題なく食べることができます^^
ワインは、1杯目に泡、メトドクラシコをグラスで。
そして、続いて、ルッフィーノのピノ・グリージョ「ソラティア」。友人がピノ・グリージョ好きということで、ピノ・グリージョをチョイス。フリウリのピノ・グリージョもありましたが、せっかくトスカーナに来たのだからトスカーナの造り手のものをということで、ルッフィーノのピノ・グリージョになりました。
友人は「ちょっと酸が少ない。。」とあまり満足できなかった感想。
トスカーナは北イタリアに比べて気温が高いので、北のブドウ品種はどうしても酸が少なくなります。ピノ・グリージョ好きには、やっぱりフリウリのピノ・グリージョをおすすめすればよかったなと反省。。
そして、お肉料理とは、赤ワインを。この時点でおなかもふくれてきたので、グラスにすることに。
赤ワインのグラスは、キャンティ、ロッソ・ディ・モンテプルチアーノ、ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノがありました。
私はノービレを。
ブルネッロをたのんだ友人は、今度は満足。酸も熟成感も感じられて、こんなおいしいワインがグラスで飲めるなんて!と感動していました。
2014年のブルネッロだったので、酸があり、早くして熟成感の出るヴィンテージで、ちょうどよかった♪
ティラミス。
私はおなかいっぱいでティラミスは食べてませんでしたが、おいしそうだった!
明後日は、別の知人が日本からフィレンツェに来るので、ランチをすることになっています。
日本入国にはPCR検査の陰性証明が必要なので、まだハードルはありますが、それさえ乗り越えれば、海外旅行もできるようになり、うれしいです。
とはいうものの、イタリアではマスクの着用義務がなくなってから、感染者数がどんどん増えていき、いまでは1日10万人以上という数字。
また状況が悪化して、規制がきびしくなったら、旅行も気軽にできなくなります。
まだまだ先が予測できない状態。
コロナだけではなく、ウクライナ情勢もあります。
8月にフィレンツェに遊びに来る予定だった友人は、ウクライナ情勢のため航空券の値段が高くてイタリア旅行をあきらめたといっていました。
まだまだ障害が多い海外旅行ですが、早く以前のように日本からも気軽にイタリアに来ることができるようになりますように。