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イタリアの医療事情。不可能な超音波検査

イタリアの医療制度は、ホームドクター制度になっていて、何かあるとまずはホームドクターのところへ行きます。

風邪などの症状なら、ホームドクターが処方箋を書いてくれ、近くの薬局で薬を買います。

ホームドクターの診察は無料です。

ホームドクターは毎日診察しているわけではなく、私のホームドクターは週に2回、午後2時間のみです。

ホームドクターのところに行くことができない場合で、軽い風邪や怪我の場合は、薬局に行きます。

薬局の薬剤師さんは、ドクターのように症状をいろいろ聞いてくれ、薬を選んでくれます。

したがって、薬局だけで済ますことができる場合も多いです。

整形外科、皮膚科、婦人科など、専門医が必要な症状の場合も、まずはホームドクターのところに行きます。

専門医の予約のための紹介状をホームドクターに書いてもらい、その紙をもって薬局に行って予約をします。

今までだと、2週間後~1か月後くらいで専門医の予約がとれました。

1か月後に専門医のところへ行って、「では血液検査をしてください」とか「レントゲンをとってください」といわれると、また薬局に行って血液検査やレントゲンの予約をします。

血液検査は1週間後くらい、レントゲンは2週間後くらいの予約がたいてい取れました。

そして、検査に行くと、検査の結果が1週間後くらいに出ます。

検査の結果を取りに行き、また専門医のところへ診察にいかなくてはいけません。

したがって、ひとつの症状を解決するのに何か月もかかるのです。

負担額は、専門にもよりますが、診察は30ユーロくらい、検査は10~30ユーロくらいです。

急ぎでない場合はそれでもいいのですが、急ぎの場合は保険でカバーすることができないプライベートのクリニックに行かざるをえなくなります。

プライベートのクリニックは、診察だけでも100ユーロ前後かかります。

急ぎでない場合は気長に待ちますが、超音波検査は急ぎでなくても待つことができません。

「超音波検査は予約が不可能!」と問題になっています。

超音波の機器がある施設が少なく、リクエストが多いため、半年以上待たないといけないのです。

私も、超音波検査を受けなくてはいけなかったとき、8か月待ちといわれました。

3か月くらいだったら待ちますが、さすがに8か月は待てません。

しかたなく、プライベートの病院に行きました。電話をしたら、3日後に予約が取れました。。
若い先生で、80ユーロでした。ベテランの先生だと130ユーロだということです。

保険料が高いわりに、効率よくそれを利用することができないので、問題視されています。

ただし、イタリアの名誉のためにいっておきますが、救急は無料です。

事故や急病で救急病棟に行けば、無料で治療してくれます。

ただし、命に危険のある緊急の人優先なので、あまり緊急でないと判断されると平気で6時間とか待たされますが。

私も救急病棟に駆け込んだことがあり、手厚く治療をしてもらい、後日のアフターケアまで無料でありがたかったです。

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