ワクチン未接種者にますます制限
イタリアでは、12月6日から「スーパー・グリーンパス」が導入されます。
いままでの「グリーンパス」は、少なくとも1回目のワクチンを接種している証明、またはコロナ感染から回復した証明、またはPCR検査の陰性証明で取得することができました。
「スーパー・グリーンパス」は、ワクチン接種または回復者のみで、PCR検査の陰性証明は除外されます。
12月6日からは、スーパー・グリーンパスがないと、映画館や劇場、スポーツジムの利用、レストランやバールの屋内での飲食ができなくなります。
また、公共交通機関の利用は、現在はグリーンパス不要ですが、12月6日からはグリーンパスが必要となります。
公共交通機関に関しては、普通のグリーンパスですので、ワクチン未接種はPCR検査の陰性証明があれば利用することができます。
陰性証明は、有効期間が48時間のため、バスや電車を毎日利用する未接種者は48時間ごとにPCR検査を受けなければならないというのは、かなり大変です。
PCR検査は、薬局で受けることができ、比較的スムーズに受けることができますが、フィレンツェの歴史地区の薬局では、いつもPCR検査を受ける人たちの列ができています。
長蛇の列ではありませんので、少し待てば受けることができそうですが、検査のたびに15ユーロを払わなくてはいけないので、2日おきに受けるのは負担も大きいです。
イタリアでは76.97%の人が接種を完了しています(11月27日現在)。
医療従事者、防衛、救急、警察関係の人たちは接種が義務付けられましたが、接種義務の分野は広がっていくのでしょうか。。
3回目の接種も進んでいて、2回目から6か月が経過すれば、3回目を接種することができます。
グリーンパスは接種から12か月有効でしたが、12月15日からは9か月に短縮されます。したがって、いままで接種した人も、次の接種をよぎなくされるという状況です。
私は、今年7月に2回目を接種したため、来年4月にはスーパー・グリーンパスが無効になることになります。
ただ、このスーパー・グリーンパスがいつまで続くのか。
いまのところ、このスーパー・グリーンパスでの制限は来年1月15日までとなっています。
確かなのは、不確定なことが多いということ。。
反グリーンパスのデモは、毎週土曜日に各地でおこなわれていて、ますます人々の分断が激しくなっています。
まだまだ先は見えません。。