バスの検札
イタリアコロナロックダウンのときも、バスは動いていましたが、乗る気にはなれずに避けていました。
ロックダウン開始から約4か月が経ち、ロックダウンも解除され、普通の生活ができるようになりました。
それでも、マスクや消毒液、ソーシャルディスタンスなどのルールが厳しい状況。
今まで避けてきたバス。今日は、どうしてもバスに乗らなければならず、乗ってきました。
話には聞いていましたが、運転手のいる前の扉からは乗ることができません。
チェーンがあり、運転席には近づくことができません。
乗車人数も制限されています。私の乗ったバスは、「22人まで」と書いてありました。
車内に消毒液が設置してあります。
座席は隣同士に座ることができないよう、ひとつおきに「使用禁止」のシールが貼ってあります。
マスク着用は義務です。
使い捨て手袋をはめている人もけっこういました。
私も使い捨て手袋持参で乗車しました。
イタリアでは、乗車する前にキヨスクやタバッキなどで切符を買い、バスの中で、自分で切符を打刻します。
無賃乗車をしている人もなかにはいます。ときどき検札がきますので、無賃乗車の人は罰金です。
検札はたいてい2人組でおこなわれ、前の扉と後ろの扉からバス職員が入ってくるので、乗客は逃げることができない状況になります。
閉ざされた空間で、ソーシャルディスタンスを保つことができない検札は、コロナの影響下、どうしているんだろう、、と思いながら切符を打刻しました。
終点でバスを降りたときに、乗客全員が次々、呼び止められました。
なにが起こったのか一瞬わからなかったのですが、
バス職員:「切符は?」
と言われ、検札だということがわかりました。
「そっか、今は、外で検札をやっているのね」と、切符を見せながら納得。
たしかに、終点では全員降りるので、そこでつかまえるのは効率的ですよね。
罰金をとられている人もいました。。
普段バスに乗らないので、新しい発見をしたような気分になりました。