下水道のないフィレンツェ。垂れ流し事件
世界遺産のフィレンツェは、中世の建物が残っている町。
フィレンツェの中心街に、下水道はありません。
定期的にバキュームカーを呼んで、地下の穴から汚水を吸引してもらいます。
私の住んでいる建物の地上階部分で、水回りの工事が始まりました。
トイレを新しくするそうで、それにあたって、水道管の工事をおこなっています。
私の住む建物では、トイレの汚水はダイレクトに地下の穴にたまるようになっています。
キッチンの排水は、別の穴にいったんたまって、管を通って、最終的にトイレの汚水がたまる穴に流れるようになっています。
地上階で水道の工事が始まって発覚したのは、、、、
キッチンの排水は、実は、最終的な穴に入っていなかった😨
というのです。
キッチンの排水が通るはずの管が、地下で壊れていたとのこと😨
つまり、この建物のキッチンから出る排水は、すべて垂れ流しで、地面の中にしみこんでいたのです😨
ここ数年の話ではなく、十数年だか何十年だかわからないくらいこの状態だったようです😨😨
キッチンには、洗濯機も食洗機もあります。そのすべての排水が、建物の下の土の中にしみこんでいたなんて、考えるだけでも恐ろしいです😨😨😨
トイレの汚水ではなくて不幸中の幸いですが。。
地上階に穴の蓋がありますが、その部屋全体の湿気がすごいのです。壁までしめっていて、「乾燥している日でもなんでここはこんなに湿気があるのだろう」と思っていました。
やっと理由がわかりました。大量の排水が地面にしみこんでいれば、地上階の壁もしめってきますよね。。
そんなわけで、ちょっとした工事のはずが、大規模な工事になりました。
地下の管をすべて新しくしています。
イタリアって、何があるかわからないです。。