イタリア人はスーパーフード好き?
ここ数年話題になっているスーパーフード。いろいろありますが、その中にシード類があります。
イタリアでは、スーパーフードブームとは関係なく、シード類はおやつとしても食べられていて、料理にもよく使われます。
美容や健康にまったく無関心そうな髪と髭ボサボサ小太りおじさんも、シード類をポリポリとおやつに食べていたりします。
イタリアでよく食べられているシード類は、ひまわりの種、パンプキンシード、フラックスシードです。
それらの栄養と効果をまとめてみました。
(写真=右から、ひまわりの種、パンプキンシード、フラックスシード)
ひまわりの種(サンフラワーシード)
- リノール酸(オメガ6脂肪酸)が豊富です。これは体内で生成できない脂肪酸のひとつです。コレステロール値を下げる働きがあります。動脈硬化や生活習慣病の予防になります。
- カリウムも豊富ですので、冷え性にも効きます。
- ビタミンEを含みます。ビタミンEは抗酸化作用があるため、アンチエイジングに効果があります。
- マグネシウムを含み、脂肪燃焼を助けます。
- トリプトファンを含むので、ストレス緩和にもよいとされています。
パンプキンシード
- リノール酸(オメガ6脂肪酸)が豊富です。これは体内で生成できない必須脂肪酸のひとつです。コレステロール値を下げる働きがあります。動脈硬化や生活習慣病の予防になります。
- オレイン酸(オメガ9脂肪酸)などの脂肪酸が含まれ、高血圧症の予防になります。
- 植物ステロールが含まれ、ホルモンバランスの乱れを整え、自律神経を正常化させる働きがあります。排尿障害にも効果的です。
フラックスシード
- αリノレン酸(オメガ3系脂肪酸)が豊富に含まれます。これも必須脂肪酸のひとつで、アレルギーを改善する効果があります。
- 食物繊維が豊富で、お腹の調子を整えます。
- ポリフェノールの一種であるリグナンが含まれ、これは抗酸化力、抗炎症作用があります。更年期障害にもよいとされています。
イタリアでは、これらが混ざったミックスシードも売られています。
パンに入れたり、サラダにかけたり、お菓子に入れたり、そのままポリポリ食べたり、1日のうちに食べる機会はたくさんあります。
スーパーのシードコーナーには、複数のメーカーのものがあり、好み、予算によって選ぶことができます。
パッケージは、400gなどまあまあ大きいので、たくさん使われることがわかります。
でも、体にいいからといって、食べすぎは禁物です。シード類はカロリーが高いです。
私は、パンに入れて食べています。
週に2回ほどパンを作っていて(ホームベーカリーですが)、その際に入れています。
今日焼いたパン↓↓
ひまわりの種、パンプキンシード、フラックスシード入りです。
(ちなみに、小麦粉は、全粒粉とライ麦と薄力粉。)