バジリカータ州特産のペペローニ・クルスキとは
イタリアには、各地方に特産物があり、本当に食材が豊かです。
バジリカータ州のペペローニ・クルスキは、赤ピーマン(パプリカ)を乾燥させたもので、バジリカータではとってもポピュラーなものらしいです。
フィレンツェでは聞いたことも見たこともなく、初めて食べるシロモノ😲
ペペローニ・クルスキに使われるパプリカは、小さめで細長く、唐辛子のような形をしています。このパプリカは皮が薄いのが特徴だそう。
出してみると、パリパリでとっても軽い。
バジリカータでは、チップスのように食べたり、パスタにからめて食べるのだそう。
さっそく、そのままパリパリと食べてみました。
たしかに、チップス感覚で食べることができます。
味は、パプリカの味。でも、食感が軽いので、普通のパプリカとはだいぶ異なります。
早速、スパゲッティにしてみました。
フライパンにオリーブオイルとニンニクを熱し、アンチョビを少量追加。
そして、適当に切ったペペローニ・クルスキを入れます。
スパゲッティは、ゆであがる5分前にフライパンに投入。
ゆで汁を入れながら、フライパンでゆで上げます。そうすることにより、ペペローニ・クルスキのうま味がスパゲッティにしみこんでいきます。
みためは、あまりおいしそうではないですが、ペペローニ・クルスキの凝縮した味わいがスパゲッティにみごとに移り、とっても味わい深くできました!
写真ではわかりにくいですが、スパゲッティの色が少し赤くなりました。
ドライポルチーニやドライトマトなど、乾燥したものは、水分を加えるとうま味が出るので、ペペローニ・クルスキも同じだと妙に納得。
シンプルなのに味わい深い、なんだか究極のイタリアンを知ったような気がしました。