今年の新オリーブオイル
オリーブの収穫の時期になりました!
しぼりたてのオリーブオイルを生産者からいただいたので、さっそく試食をしてみました。
今年は、トスカーナでは、ハエが発生し、オリーブの実の中にハエが入ってしまうという深刻な状態です。
オリーブの実の中に、ハエが入ってしまうと、オリーブが使い物にならず、オイルをしぼることもできません。
作業するだけ無駄になってしまうので、収穫さえしない生産者もあるとか。
ハエの被害が発生しているのは、標高が低いところにあるオリーブ。
さいわい、いただいたオリーブオイルの生産者は、キャンティクラシコの標高500メートルくらいのところにあり、ハエの被害はなかったとのことです。
それでも、量は少なかったということです。
まずは、グラスで試飲。
グラスは、オリーブオイルを試飲するときに使うグラスです。
手のひらにのせて、あたためると香りがたってきます。
ひとくち、口に含むと、デリケートで繊細だけど、しっかりとオリーブの風味がします。
口の中に、その風味が広がり、飲みこむと、のどにピリっとする感じがあって、フレッシュだけど、マイルドで、とってもおいしい!
このオリーブオイルは、ビオのものなのですが、ビオだけあって、やさしい味わいです。
そして、新しいオリーブオイルは、なんといっても「フェットゥンタ」です。
塩の入っていないトスカーナパンを少し焼いて、オリーブオイルをかけるだけのシンプルきわまりないもの。
シンプルなだけあって、オリーブオイルの味わいが楽しめます。
収穫のよろこびがあって、新しいオリーブオイルは大好き。
でも、今年は、トスカーナのオリーブオイルは、貴重なものとなりそうです。