秋の代表スイーツ「カスタニャッチョ」の作り方
フィレンツェを中心とするトスカーナ州の秋のスイーツの代表といえば、なんといってもカスタニャッチョ。
栗の粉を使ったお菓子です。
生地は、栗の粉、水、オリーブオイルのみ。
小麦粉も卵も砂糖もバターも入らない、ヘルシーな生地です。
ヘルシーというより、素朴です^^
中に入れるのは、ローズマリー、松の実、レーズン、くるみ。
材料を全部混ぜて、焼くだけの、とっても簡単なお菓子。
イタリアは、こういった焼きっぱなしのシンプルなケーキが多いです。
トスカーナの人たちは、栗の粉もトスカーナ産にこだわります。
やっぱり地元のものが一番!なのですね。
味はというと、
栗の甘味だけなので、ほんのり甘いという感じです。
砂糖が入っていないので、栗の味だけを楽しめます。
ローズマリーの風味もたっぷり。
くるみ&レーズンの組み合わせは、よくある組み合わせですが、栗とも相性バツグン。
ちょっとかためですが、バターも卵も入っていないので、しかたないです。
この季節になると、バールやパン屋さんにも売っていますし、レストランのデザートメニューにも載るほどメジャーなお菓子です。
作るのも簡単だし、秋になると何度か作ります♪
カスタニャッチョのレシピ
材料
栗の粉 400g
水 520g
オリーブオイル 30g
松の実 80g
ローズマリー 1枝
レーズン 60g
くるみ 80g
- レーズンは水(分量外)に10分ほど浸しておく。
- くるみを粗く切る。
- ローズマリーを枝から外す。
- 栗の粉をふるって、水とオリーブオイルを混ぜる。
- くるみ、松の実、ローズマリー、しぼったレーズンを4に加える。その際、松の実、レーズン、ローズマリーを少し取っておく(最後に上にのせるため)。
- 型に入れて、寄せておいた松の実、レーズン、ローズマリーをのせて、オリーブオイルを回しかけ(分量外)、195度のオーブンで約35分焼く。
(ちなみに写真は、レーズンが上にのってませんが、全部中に入れてしまったためです。全部中に入れないように、少し寄せておくのを忘れないようにしましょう汗)
合わせるワインは、トスカーナ産のデザートワインがやっぱり一番合います。
ヴィンサントが王道ですが、私は、ヴィンサントだとワインの味の方が強い気がします。
歯ごたえはあるけど、砂糖ゼロのお菓子なので、栗の粉のデリケートな味わいを消さないように、もう少しデリケートなデザートワインを合わせるのが好みです。
モンタルチーノ産のモスカデッロが、個人的には一番!
栗の自然の甘さによいそってくれます♡