イタリアのフリットとは?フライや天ぷらと違う?
イタリア語で「揚げもの」は「フリット」。
日本でもなじみのある言葉だと思います。
フリットはフライのことか?もしくは天ぷらのことか?それとも唐揚げのことか?
フリットは、フライでも天ぷらでも唐揚げでもありません。
フライは、小麦粉→卵→パン粉を順につけて揚げます。
天ぷらは、小麦粉と水を合わせた液につけて揚げます。
唐揚げは、小麦粉や片栗粉をまぶして揚げます。
フリットは、小麦粉をつけたあと、卵を泡立てたメレンゲをつけて揚げます。
でも、メレンゲを作るのは、少々面倒です。
そこで、家庭では、メレンゲを作らずに、天ぷらのように作られることが多いです。
ただ、水の代わりに、ビールを使います。
ビールの炭酸が衣をふわっと仕上げてくれます。
ビールがないときは、炭酸水で作ったりもします。
もっとふわっと仕上げたいときは、ベーキングパウダーを入れたりもします。
かりっと仕上げたいときは、オリーブオイルを少しいれたりします。
ただ、この「フリット」という言葉はちょっとやっかいで、素揚げのときも「フリット」といいます。
ナスの素揚げや、フライドポテトも「フリット」です。
さらには、揚げてないのに、目玉焼きも「フリット」です。
イタリアの料理用語は、難しい。。
私は、普段は揚げものを食べないので、めったに揚げる作業をすることがないのですが、鶏のフリット作ってみました。
↓↓小麦粉、メレンゲをつけて、鶏の手羽先を揚げました。
おいしいけど、やっぱり揚げものはヘビーですね。
思いきり運動をしたときのごほうびです。