ナッツぎっしりのお菓子を作りました
イタリア人がナッツ好きなのは、以前も書きましたが(「イタリア人はドライフルーツ好き」参照)、食事に招待されたときに持っていくと、イタリア人にうけるかなと思って、先日ナッツのお菓子を作りました。
ナッツがたっぷり入ったレシピをレシピ本で偶然見つけたので、「これはいい!」と思って作ったのですが、そのレシピは、
砂糖 100g
ハチミツ 125g
アーモンド 200g
ヘーゼルナッツ 100g
クルミ 100g
松の実 30g
フルーツピール 100g
ナツメグ 小さじ1/2
粉砂糖(出来上がってから上にかける)
でした。
ぱっと見ただけで、ナッツ類がとっても多いことがわかります。
砂糖とハチミツで固める、要はトッローネ(フランス語だとヌガー)みたいなお菓子なのですが、レシピ本の写真はとってもおいしそうでした。
私は、砂糖とハチミツで固めるこの手のお菓子を作ったことがなく、初めてのレシピ。
初めて作るお菓子のレシピは、レシピにしたがって作って、その後、自分流にアレンジするので、とりあえず、レシピ通りに作ってみることにしました。
ナッツ類をザクザク切っている段階で、ナッツの多さに「こんなにナッツが多くて本当にいいんだろうか、、」と疑問がわいてきました。
ボールに山盛りになったナッツ類を見て、「はたしてどれだけカロリーがあるのか、、」と考えましたが、少しずつ食べるお菓子ですし、気にせず、ハチミツと砂糖を温めたシロップを混ぜていきます。
型に流し込んだこれらのナッツは、どうみても不格好。。
オーブンで焼いている間、ハチミツでベトベトになった鍋とボールを洗い、、、
出来上がったのは、、、
「ナッツを固めたモノ」としか言いようがないお菓子が出来上がりました。
冷めて、切りたての時は、それでもまだよかったのですが、次の日になると、少しやわらかくなって、手でつまむとハチミツで手がベトベトします。
しかたなく、フォークやスプーンで食べました。
でも、味はとってもおいしい!!
ナッツぎっしりなだけあって、いろんなナッツの味とハチミツの味がミックスして、デザートワインにぴったり合います!
モスカートローザと合わせましたが、ナッツの香ばしさと、モスカートローザのフローラル感が引き立ち、お互いの甘さの度合いがちょうど同じくらいで、黄金のマリアージュなのではないかと思うほどでした!
トスカーナの名物お菓子に、「ブルッティ・マ・ブォーニ」というクッキーがあるのですが、「不格好だけどおいしい」という意味です。
まさに、それで、みためはよくないけど、味はピカイチのお菓子でした。
でも、みためがよくなく、食べにくいので、持参するお菓子としては不合格。
なので、だれの家にも持っていかずに終わったお菓子となりましたが、味は最高においしかったので、なんとかして改善したいお菓子です。