イタリア規制緩和
イタリアでは3月31日に緊急事態終了となり、4月1日からグリーンパスなど、規制が緩和になりました。
基本グリーンパス(ワクチン接種証明書、治癒証明書または陰性証明書)とスーパーグリーンパス(ワクチン接種証明書または治癒証明書)が必要な場所が4月1日から少なくなりました。
いままでは、飲食店ではスーパーグリーンパスが必要でしたが、屋外での飲食はグリーンパス無しで利用できることになりました。屋内での飲食は、まだ基本グリーンパスが必要です。
小売店、公共機関、銀行では、基本グリーンパスが必要でしたが、4月1日からは不要となりました。
電車やバスなどの交通機関も、スーパーグリーンパスが必要でしたが、基本グリーンパスでアクセスできるようになりました。
相変わらずスーパーグリーンパスが必要なのは、スポーツジムやプール、大規模会議、屋内の文化活動、カジノ、屋内のイベントです。
交通機関、映画館や劇場では、FFP2のマスクが義務付けられていますが、屋外でのマスク着用の義務はすでに解除されています。
実際、フィレンツェの街なかの屋外では、大半の人がマスクをしていません。
お店やレストラン、バールに入るときはマスクをしなければならないため、外にいるときはあごにマスクをしているひとや、手首にマスクをつけている人も多くいます。
屋外でのマスク義務がなくなると、開放感があります。
フィレンツェの歴史地区は、イタリア人、ヨーロッパ人の観光客でいっぱい。
アメリカ人も見かけるようになりました。
観光客も屋外でマスクをしている人は少ないです。
コロナが少し落ち着いてきたと思ったら、今はウクライナ情勢でたいへんな世の中になりました。
イタリアもウクライナからの多くの難民を受け入れているため、その問題もあります。
また、イタリアはガスをロシアから輸入しているため、ガス代高騰の問題もあります。(ガス代高騰は、ウクライナの戦争の前からあった問題ですが)
さらに、物価もどんどん上昇しています。
コロナ対策の規制は緩和されたものの、問題が山積みで暗いモードのイタリア。
春になり温かくなったというのに、気分は暗いままです。