電車に乗るのもワクチン接種
イタリアでは、9月1日から、長距離列車に乗車する際は、「グリーンパス」が必要になりました。
グリーンパスは、少なくとも1回目のワクチンを接種している証明書、またはコロナ感染から回復した証明書、またはPCR検査の陰性証明書となります。
長距離列車だけでなく、飛行機、2州をまたぐ長距離バス、1州をまたぐ船もグリーンパスが必要となりました。
違反すれば、400ユーロから1000ユーロの罰金です。
イタリアの主要な駅には、赤十字社がオーガナイズしているテントが設置されていて、PCR検査を無料で受けることができます。
列車に乗る人でワクチン接種をしていない人は、駅でPCR検査ができ、便利ですが、長蛇の列で数時間待ちのため、列車に乗る前に受けるのは無理そうです。
ワクチン反対派デモが駅で起こる!と予想されていましたが、デモはイタリア全国で100人くらいと、かなり小規模に終わりました。
イタリアでは、9月1日現在、ワクチン接種が完了している人の割合は人口の70%となっています。
ワクチン反対派の人はマイノリティーになりつつあるイタリア。
学校では、教員にグリーンパスが義務付けられ、さらに、大学では学生もグリーンパスが必要となりました。
ますます広がっていくグリーンパス。
私の友人で、持病のあるゆえワクチンを接種していない女性がいます。医師によると「接種できる」ということで、医師の証明書がもらえずにいるため、グリーンパスが取得できず、なにをするにも制限があり悩んでいます。本当に気の毒です。。
PCR検査を受ければよいといえばよいのですが、なにかをするたびにPCR検査を受けるのは非現実的です。
人を分断し、人の悩みを増やすコロナ。。
イタリアでは、3回目のワクチンの接種が検討されています。
そんな中、フィレンツェは観光客であふれていて、もうなにがなんだかわからないです。