イタリア、ロックダウンが一部の州で大幅緩和
イタリアではコロナロックダウンが少し緩和され、散歩はできるようになりましたが、まだ小売店は休業しています。
5月11日に小売店の営業が許可される予定でしたが、5月18日に延期されたのです。
特別州であるトレンティーノ・アルトアディジェ州では、今日5月11日から、バール、レストラン、小売店、美容室、美術館が再開しました。
バールのテラス席で、うれしそうに朝のカプチーノを飲んでいる人の姿や、レストランでの昼食の風景をテレビのニュースで見ました。
けっこう多くの人がいましたが、ソーシャルディスタンスは保たなければいけないため、テーブルの間隔は2メートル以上となっています。
トレンティーノ・アルトアディジェ州は、過去3回ほど行きました。(写真はその時のものです)
トレント、ボルツァーノ、メラーノに行って、周辺のワイナリーへ行きました。
静かだけれど活気があって、清潔で、安全な町で、とっても好きでした。
夕方になると、たくさんの人がバールで夕食前の食前酒を楽しんでいる姿を見ました。
観光客ではなく、地元の人が多く、「こんなにたくさんの地元の人がアペリティーボに出かけるんだ!」とびっくりしました。
イタリア人がテキパキ働いていて、スムーズに物ごとが進みそうな印象で、地元の経済が強いなと感じました。
実際、2019年のイタリアの生活の質ランキングでは、上位10位はすべて北イタリアで、トレントは1位、ボルツァーノは10位です。(ちなみにフィレンツェは17位)
観光業にたよっていたフィレンツェで、レストランや小売店がオープンしても、どのくらいの人が外食やショッピングをするかが心配です。
今イタリアでは、コロナウイルスの感染の恐怖と同じくらい経済的な恐怖が問題になっています。
イタリアは、自営業、中小企業が多い国。
コロナウイルスは、それらの人をとことん打ちのめしました。
私も打ちのめされた一人。
レストランやバール、美容室は、少しでも早い営業再開許可を政府に訴えかけてします。
今のところの予定では、レストラン、バール、美容室は、6月1日オープンなので、約3か月の休業を強いられることになりますから。。
今日は、フィレンツェは雨。雨なので散歩する人もいなくて、静まり返っています。