フィレンツェのクリスマスツリー点灯
毎年12月8日に点灯するフィレンツェのクリスマスツリーが、今年も点灯しました!
コロナ禍で、クリスマスイルミネーションがかなりさびしいフィレンツェの街なかですが、ドゥオモ広場のクリスマスツリーは、例年通り華やかに点灯しました!
12月8日は、聖母マリアの無原罪の御宿りの祝日で、毎年この日にクリスマスツリーの点灯式がおこなわれます。
例年盛大におこなわる点灯式も、今年は観客なしでひそかにおこなわれました。
フィレンツェでは、12月6日からロックダウンが緩和され、自由に外に出ることができるようになりました。
ロックダウンが緩和された当日の12月6日の日曜日、そして12月8日の祝日は街なかは混雑していましたが、その後、平日は閑散としています。
というのも、まだ市をまたいでの移動はできず、飲食店はテイクアウトのみで、22時以降は外出禁止と、ハードルが高いからです。
クリスマスツリーの隣には、等身大のプレゼピオが飾られています。
プレゼピオは、キリストの生誕のシーンを模型にしたもので、たいてい小さなものですが、これは立派な等身大です。
フィレンツェ近郊のインプルネータ地方のテラコッタ製のプレゼピオです。
インプルネータはテラコッタで有名な村で、ドゥオモの屋根の瓦もインプルネータで作られたそうです。
プレゼピオには、まだキリストはいません。
12月25日に生誕してから飾られます。
プレゼピオの前も、毎年人がいっぱいで写真を撮るのが大変なのですが、今日はまったく人がいませんでした。
クリスマスツリーは豪華でキラキラと輝いていますが、見てくれる人が少ないので、なんだかさびしそう。
肝心のクリスマス当日はロックダウンになるので、ツリーもプレゼピオもますますさびしくなりそうです。