春が旬のソラマメとペコリーノチーズ
春といえば、生のソラマメ。
この時期、イタリアでは、「生」で食べます。
フレッシュでやわらかいソラマメは、春限定。この時期になると、八百屋さんにもスーパーにも、どさっと積み上げられます。
そして、みんなどさっと買います。
食べるのは中身だけなので、ほんのちょっとです。なので、どさっと買わないといけません。
外の皮をむいて、さらに、中の皮もむきます。
中の皮は食べる人もいますが、かたくて消化が悪いので、私は食べない派。
(↓↓上の薄い緑の方が中の皮で、下の濃い緑の方が豆)
そして、生のソラマメは、決まってフレッシュなペコリーノチーズと一緒に食べます。
「マルツォリーノ」と呼ばれるフレッシュなペコリーノチーズは、「マルツォ(3月)の」という意味で、3月~4月に作られるペコリーノチーズです。
春に出てくる柔らかい草を食べた羊が出すミルクは、1年のうちで一番おいしいミルクです。そのため、熟成期間が1週間ほどのフレッシュなチーズは、この時期が一番おいしいのです。
マルツォリーノは、塩気が少ないのですが、このやさしい塩味が、フレッシュなソラマメのあまみとすごく合って、なんともおいしい組み合わせです。
おつまみ感覚で食べるものなので、ワインが必要ですね♪
ワインは、ソーヴィニヨン・ブランか、ヴェルメンティーノが◎
この時期だけなので、たくさん食べておこうと思います(笑)。