ココア&ピスタチオのビスコッティ
イタリア、フィレンツェの定番お菓子といえば、「カントゥッチ」。ビスコッティとも呼ばれるかたいクッキーで、フィレンツェの近郊プラート発祥のお菓子です。
今回は、通常のカントゥッチをアレンジしました。
通常は、アーモンドが入るのですが、その代わりにピスタチオ入れました。
ピスタチオに合わせて、ココア味にしました。
ココア味とピスタチオはとっても合います!
ビスコッティというと、甘くて素朴で庶民的というイメージのお菓子ですが、これはココアのビターな味わいが加わり、ピスタチオのデリケートな味わいも相まって、ちょっと上品なビスコッティになりました。
そうはいっても、バターが入らないので、やっぱりシンプルな味わい。
カントゥッチは、バターが入らないため、翌日にはかたくなります。
やわらかさを保つためにバターを入れるレシピもあります。
レストランのシェフの料理教室では、シェフは「バターを入れるとやわらかく、おいしくなる」と言ってバターを入れていました。
一方、イタリアン・マンマの料理教室では、マンマは「カントゥッチにはバターは入らない!それが伝統!」とかたくなにバター入りを否定していました。
どちらが正しい、誤っている、というよりは、好みで調整するのがよいと思います。
私はイタリアン・マンマの教えにしたがって、バターを入れないレシピで作りました。
ココア&ピスタチオのビスコッティのレシピ
材料(25個分)
小麦粉 200g
卵 2個
ブラウンシュガー 150g
ココアパウダー 50g
ベーキングパウダー 小さじ1
ピスタチオ 100g
作り方
① ボウルに小麦粉、砂糖、ココアパウダーを入れ、混ぜる。
② 卵を①に入れ、混ぜる。ピスタチオを入れる。
③ 台の上に②をこねる。
④ ③をふたつにわけて、長い棒状にする(幅5センチくらい、高さ1.5センチくらい)。
⑤ 180度のオーブンで約30分焼く。
⑥熱いうちに、約1.5センチ幅でななめに切る。
カントゥッチといえば、ペアリングワインはなんといってもヴィンサント。
でも、シチリア産のピスタチオが入ったので、ワインもシチリア産の甘口ワイン、パッシート・ディ・パンテレリアがマッチ♡