古代小麦でパン作り
最近注目されている「古代小麦」。
グルテンアレルギーの人でも、アレルギー反応が出ないと話題になっています。
現代のスーパーマーケットで売られている安価な小麦粉は、品種改良を繰り返した小麦からできています。農薬に強く、収穫量が多くよう考えられた小麦なのです。
イタリアでは、パスタ、パン、ピッツァは欠かせません。
近年、グルテンアレルギーをもつ人が増加してきたといわれています。
昔から小麦を大量に食べてきたのに、グルテンアレルギーの人が増えてきているということは、「小麦に問題がある」ことに注目されているわけです。
古代小麦は、農薬に弱いために、無農薬で作られることが多いようです。
フィレンツェでは、Eatalyやビオ・スーパーで古代小麦が売られています。
どちらもやはり無農薬の「ビオ」マークがついていました。
私は、いつも、無農薬の全粒粉でパンを作っています。
古代小麦を使ったことがなかったので、買ってみることにしました。
値段は、1キロ4ユーロくらい(約500円)。
無農薬の全粒粉と値段はあまり変わりません。
スーパーの普通の薄力粉は、1ユーロくらいですから、約4倍です。
見た目は、真っ白ではなく、少しだけ茶色がかった色ですが、全粒粉ほど茶色ではありません。
イタリアでは、小麦の精製度は数で表されます。
「00」が、精製度が一番高いもので、いわゆる薄力粉。
「0」が中力粉くらい。その次が「1」。
スーパーで見かけるのは、「00」「0」「1」で、あまり「2」は見かけません。
買ってきた古代小麦は、「2」でした。というか、「2」しかありませんでした。
ちなみに、「軟質小麦」と書いてありました。
日本でいう強力粉は硬質小麦ですから、古代小麦は強力粉というわけでもありません。
早速、古代小麦でパンを作ってみました。
まずは、丸パンを作ってみることにしました。
小麦粉自体はそんなに茶色くないのに、焼いたら茶色くなりました😲
まるでコーヒーパンのように茶色い。。
普通の小麦粉に比べると、ふくらみが少なかったです。(私の腕が足りないということもありますが)
味はというと、、、
すごくおいしいです!
小麦自体にあまみがある感じで、味に深みがあります。
なにもつけずにパンだけ食べても、とってもおいしいです。
そして、あとから気づいたのですが、消化がよいです。
朝、同じ量のパンを食べたら、いつもより早く消化しました。
体がキレイになる感覚があるので、しばらく続けてみようと思います。
※すべての人にアレルギー反応が出ないというわけではありませんので、グルテンアレルギーの人は、注意してください。