残り物の行き先は?
料理をたくさん作ってしまったときの残り物、捨てるのはもったいないですよね。
日本ではよくチャーハンにしたりしてましたが、イタリアの残り物の量は半端ないので、チャーハンでは全然使いきれません(笑)。
イタリア人は、かなり食べるので、ホームパーティの時は、大量に作ります。
食べる量も多いですが、残る量も多いんです。。
残り物の始末の定番メニューといえば、「ポルペッテ」。
まるめたもの、または、だんごという意味です。
「クリスマスの食事で残ったものは、翌日ポルペッテに!」と、クリスマスの後によくテレビの料理番組で放送されています。
中身は何でもいいんです。
じゃがいもや、野菜、肉などなど。
調理法も、煮ても、焼いても、揚げてもいいんです。
ちょっとパン粉と、パルミジャーノチーズをすりおろしたものを入れて、ハンバーグを作るようにこねて、だんごにすれば、立派なポルペッテになります。
先日ブイヨンを作った後の玉ねぎ、にんじん、セロリを、牛ひき肉とまぜてポルペッテにしました。
作ったブイヨンを少し入れて煮込んだら、ホクホクおいしいポルペッテになりました♪
「ポルペッテ」は、まるめたもののことをいうので、小さいものは「ポルペッティーネ」、大きいものは「ポルペットーネ」となります。
ポルペットーネは、だんごの大きいもの=つまり、ミートローフです。
これも残り物には便利。
大きいので、残り物がいっぱいあるときにツカえます。
ラーメンのつゆを作った時に使った鶏ガラとネギ。。。
新たに鶏ひき肉と合わせてポルペットーネを作りました。
タイム、ローズマリー、セージ、オレガノ、フェンネルシードとハーブたっぷりにして味つけ。
残り物でない材料で作った方が、完成度が高くておいしいですが、エコなデイリーメニューとしてなら全然アリです。
味つけを濃いめにすると残り物感もごまかしがききます。
味が濃いので、ワインもすすみます(笑)。