フィレンツェ、また飲食店休業
コロナの感染者数がまた増え始め、2月14日から、フィレンツェは飲食店が休業になりました。
イタリアの2月13日の感染者数は、13532人。死亡者数は311人。
イタリアの感染者のうち、約20%はイギリスの変異種だそうです。
フィレンツェのあるトスカーナ州のほかには、アブルッツォ州、リグーリア州、トレント自治県、ウンブリア州、ボルツァーノ自治県がオレンジゾーン(レストラン休業、市間の移動禁止)となりました。
飲食店がオープンしていると、どうしても人が集まってしまいます。
もともと人との距離が近いイタリアでは、ちょっと油断するとすぐソーシャルディスタンスが縮まってしまいます。
今日から市間の移動ができなくなるということで、昨日、フィレンツェの隣の市のホームセンターに買い物に行きました。
店員さんにインフォメーションを聞いたところ、体がくっつきそうなくらい近づいてきました。
赤の他人でさえ距離が近いのに、友だちだともっと距離が近くなります。
「離れて」といわない限りどんどん近づいてきます。
飲食店が休業になり、フィレンツェの街は、また静かになりました。
美術館も休みになりました。
市間の移動もできないので、週末にフィレンツェに遊びに来る郊外の人たちもいなくなりました。
とりあえず15日間の処置だそうですが、感染者数の推移によっては延長もあるということです。
今はカーニバルの時期。今年は2月16日が「謝肉の火曜日」で、カーニバルの最終日。もちろんカーニバルのイベントは中止です。
2月17日は「灰の水曜日」で、復活祭までの40日間の「節制」の期間に入ります。今年は、本当に節制になりそうです。