イタリア、コロナ禍クリスマスと年末年始の規則
12月3日20時半、テレビ生放送でイタリア首相令が発表されました。
クリスマスに向けて、そしてクリスマス、年末年始の規則が定められました。12月4日~1月15日まで有効です。
規則は、次の通りです。
- 12月21日~1月6日は、州を越えての移動は禁止。
- 12月25日、12月26日、1月1日は、市を越えての移動は禁止。
- イタリア全土で22時~5時は、外出禁止。
- 12月31日22時~1月1日7時は、外出禁止。
- イエローゾーンの飲食サービスは、5時~18時営業可能。1つのテーブルに4人まで。
- オレンジゾーン、イエローゾーンの飲食サービスは、テイクアウトのみ可能(5時~22時)。宅配サービスはそれ以外の時間でも許可。
- 家庭での食事は、非同居者の招待を避けることを強く奨励。
- 小売店は、12月4日~1月6日まで営業可能(21時まで)。
- 土日祝日、祝日の前日は、市場、ショッピングモール、アーケード商店街は、薬局、食料品店、タバコ屋、新聞雑誌店以外は営業禁止。
これらは、いままでの規則の大枠と変わらないので、さほど新しいニュースではなく、驚きはありません。
クリスマスの25日、26日がロックダウンになるというところがポイントです。
でも、イタリアのクリスマスは、レストランで食事をする人たちもいますが、家で過ごす人が大半です。
通常、25日は小売店もレストランもどこも休業で、街は静かです。
家で大人数で集まることができないということを除けば、街の外観はそんなに変わらなそうです。
問題は元旦です。
イタリアでは、大家族で過ごすクリスマスと対象に、大晦日から元旦にかけては友だち、カップルと過ごすのが一般的です。
外で友だちと集まって、0時とともにスパークリングワインを抜栓してお祝いするのが習慣です。
爆竹が鳴り響き、スパークリングワインの瓶が割れる音、叫び声、とにかく大混乱です。
2021年は静かに迎えることになります。
2021年は穏やかな年になってほしいです。
(トップの写真は、フィレンツェのシニョーリア広場の回廊です。)