イタリアの食卓で登場率の高い冬の野菜チコリ
いろいろある冬の野菜の中で、イタリアでポピュラーなものは「チコリ」。
イタリア語では「チコリア」です。
日本でチコリというと、生で食べる白っぽい野菜ですが、イタリアのチコリはほうれん草くらいの大きさの緑の葉野菜です。
日本でいうチコリは、イタリア語では「インサラータ・ベルガ(「ベルギーのサラダ」の意)」と呼ばれています。
チコリは、独特の苦みが特徴で、いためてもゆでてもおいしく食べることができます。
この苦味が好きで、私は冬には頻繁に食べます。
今日作ったのは、チコリのパスタ。
野菜の具は、ショートパスタと相性がよく、今日使ったパスタはキオッチョリーナ。小さなカタツムリという意味のパスタで、文字通りカタツムリのような形をしています。
パスタのくぼんだ部分に野菜が入り込んでくれて、ベストマッチです。
作り方は簡単。チコリをゆでて、炒めて、パスタとからめるだけです。
ほうれん草のような味に主張のない野菜だと、全体的にもまとまりに欠けた味になってしまうので、日本だったら春菊で代用できるのではないかと思います。
チコリのパスタのレシピ
材料(2人分)
- ショートパスタ 160g
- チコリ 約100g
- オリーブオイル 大さじ2
- ニンニク 1片
- アンチョビ 2枚
- パン粉 適量
作り方
- チコリをやわらかくなるまでゆでる。しぼらずにみじん切りする。
- フライパンにオリーブオイルとみじん切りのニンニクを入れ、弱火で熱する。
- ニンニクの香りが出てきたら、みじん切りにしたアンチョビと①を入れ、中火で炒める。
- パン粉を別のフライパンであぶる。
- ゆでたパスタと大さじ2のゆで汁を③入れ、中火でよく混ぜる。
- お皿に盛り付け、④をちらして出来上がり。
チコリの苦味とアンチョビの塩気の相性がよく、食欲をそそる1品です。
白ワインもすすみます♪