体にいい飲み物は、やっぱり水
イタリアのレストランやバールで、水について聞かれることは、
「水は、ガスなし?それともガス入り?」
ですが、さらに、
「冷蔵庫の水?それとも室温?」
と聞かれます。
日本だと、有無をいわさず、飲み物には氷が入っていることが多いですが、イタリア人は、キーンと冷えている飲み物を嫌う人が多いです。
私は、イタリアに来てすぐは、冷えてない飲み物は「ぬるい!」と思っていましたが、慣れてきたら、体にやさしいことがわかりました。
冷えている飲み物を飲むと、胃に負担がかかります。
私は、夏の暑い日でも、水は、室温のものを飲んでいます。
日本のレストランでは、「氷なしでお願いします」といつもお願いしています。
ガスなしか、ガスありか、という問題は、これは好みで、イタリアでも、スティル派とスパークリング派に分かれます。
ガスありだと、なんとなく味が付いていると感じられるため、子どもに人気があります。
濃い料理が好きな人は、ガス入りを好む傾向にあるかな、と周りのイタリア人を見ていて思います。
ガスが、濃い味をすっきりと洗い流してくれるからでしょうか。
私は、スティル派。
ガスは、胃に刺激を与えるため、ガスなしの方が胃にはやさしいからです。
味は、スパークリング派なのですが、でも、ずっとガス入りを飲んでいると、なんだかおなかがふくれる感じがあって、やっぱりガスなしの方が体にはよさそうです。
イタリア人は、とにかくたくさんの水を飲みます。
日本では、お寿司屋さんではお茶を飲んだり、居酒屋ではウーロン茶を飲んだりと、水以外の飲み物を食事の時に飲みますが、イタリアでは、ほぼ水を飲みます。
ワインを飲むときも、必ず一緒に水を飲みますし、レストランでは必ず水を注文します。
日中のドリンクも、水。
日本は、いろいろなドリンクが充実しているので、選択肢もありますが、イタリアでは、コカ・コーラか、スプライトのようなオレンジ風味のジュースか、アイスティーくらいで、あまり種類がありません。
それらも、日常的に飲むものというよりは、たまに飲むもの。
基本は、水です。
私も、日本では、ビタミンC入りのドリンクや、冷たいお茶を飲んでいて、ミネラルウォーターは、飲んでいなかったのですが、今は、水がやっぱり一番体にいい!と実感しています。
今は、1日に、1.5リットルは飲んでいます。
トイレが近いので、けっこう頻繁にトイレに行かなくてはならないのですが、むくみやおなかの膨れもなくなりました。
かなりの便秘症だったのですが、それもすっかり治りました。
水を飲んでいると、それだけでデトックスされている感じがあります。
イタリアのテレビでは、かなり多くのメーカーのミネラルウォーターのCMがあります。
腸にいいとか、体をきれいにするとか、やっぱりデトックスをうたっているものが大半です。
最近は、ヘルシーブームで、水が奨励されている傾向がありますが、ヘルシーブームになる前から、イタリアでは、たくさんの水を飲む習慣があったのですね。
そんなイタリア人を見習って、水をいっぱい飲みましょう!
できれば、ガスなしの、室温のものを。