破棄される食料を救うためジャムとソースを作る
イタリアで最近注目されているのが、破棄される食料を救うアプリ「Too Good to Go」。
デンマーク発のアプリで、ヨーロッパで広がっているようです。
世界中の食料の3分の1は、まだ食べることができるのに破棄されていると言われています。
Too Good to Goは、そのような、まだ食べることができるが破棄される食料を、人の手に渡るようにするというアプリです。
参加している飲食店の過剰フードを、ユーザーが受け取りに行くというものです。
ここ2カ月、このアプリを5回ほど利用しました。
ユーザーとしては、捨てられる運命にある食料を食べることができるので、地球にやさしく、うれしいサービスです。また、「マジックボックス」と呼ばれ、何が入っているかわからないけど、定価より安い値段で手に入れることができるという、福袋のようなお楽しみ感があります。
今まで、いくつかのパン屋さんのマジックボックスを食べましたが、どれも量的にたくさんあって、充実していたので、今度は八百屋さんのマジックボックスを予約してみました。
4ユーロ(約500円)のマジックボックスの中身は、開けてびっくり、オレンジ2.5キロ、プチトマト1キロ、玉ねぎ6個、じゃがいも10個、キャベツ半分、にんにく1個、パン2個でした。
捨てられる直前のものなので、かなり傷んでいます。
オレンジ2.5キロも、とうてい食べきれないですし、ふにゃふにゃなので、すぐにでも食べないと腐ってしまいます。。
そこで、マーマレードを作ることにしました!
ジャムは、手作りするようにしていますが、作ると大量にできるので、同じジャムをずっと食べ続けなければいけないのと、それこそ破棄される直前の安売りの果物を使うので、いつも手に入るわけではないですし、手に入ったとしても、大量の果物は運ぶのも重いし、作るのも時間がかかる、というネガティブ要素が複数あり、昨年は、1度しか作りませんでした。
手作りジャムももうなくなってしまって、代わりにハチミツを食べている今日この頃。これは、ジャムを作れということだ!
しかも、柑橘類は、酸味があるので、胃に刺激があり、あまり食べないようにしているので、大量のオレンジはやっぱり食べることができない、、ジャムなら消化もよくなるので、これはもうジャムしかない!と、ジャム作りを始めました。
今までは、いちご、あんず、もも、りんごなど、皮をむかなくてもいい果物や、皮をむくのが簡単な果物をジャムにしていたのですが、オレンジは、薄皮をむかないといけないことに、気がつきました😨
かなり面倒でしたが、なんとか薄皮をむいて、加熱。
オレンジと砂糖の比率は、3:1にしました。
手作りだと、砂糖の量を調整できるのがうれしいところです。
瓶6個分できました。
ビオかどうかわからなかったので、皮は使わず、実の部分だけの贅沢なマーマレードになりました♡
そして、季節外れのプチトマトは、サラダにするには寒いし、、
トマトも胃にはやさしくないので、1キロも食べきれない。。
というわけで、トマトソースを作ることにしました。
プチトマトなので、皮はむかずに、玉ねぎ1個とニンジン1本、セロリ1片を加えて、ぐつぐつ1時間半くらい煮ました。
オイルも入れずに、野菜だけ。
黄色のプチトマトと赤のプチトマトがありましたが、黄色のプチトマトは、色もきれいだったので、ソースにするのがもったいない気もしましたが、大量消費できないので、仕方なくソースにすることにしました。
できあがったら、塩で少し味つけしました。
これは、かなり煮詰まったので、瓶2個分ができました。
パスタにからめる用のソースなので、毎日は食べないですし、パスタにからめるには量も必要ないので、これも長く楽しめそうです。
ちなみに、八百屋さんのマジックボックスを取りに行ったのが12月30日で、ジャムとトマトソースを作ったのが12月31日。
かなり傷んでいたので、そのままにしておくわけにもいかず、緊急に調理しましたが、年越し蕎麦も打たないといけない状況の中、大忙しの大晦日になりました。
傷んでいる食料を調理するときは、大掃除をするような気分になります。
年末の大掃除の気分になり、達成感がありました(笑)。
そして、なにより、おいしいマーマレードとトマトソースができたので、満足です♡