イタリアのプラムケーキはプラムケーキではない!
プラムケーキ(Plum Cake)は、イタリアでもプラムケーキと呼ばれますが、イタリア語はローマ字読みをするので、「プラム」は、「プルム」と読みます。「ケーキ」は、なぜか英語読みで「ケイク」。なので、「プルム・ケイク」です。
プラムケーキは、プラムという名前がついているがゆえ、フルーツケーキのはずなのですが、イタリアのプラムケーキはフルーツが入りません。
果物は入らず、プレーンのケーキです。
そして、必ずパウンドケーキの形をしています。
パウンドケーキの形をしていても、バターは入りません。
パウンドケーキの形をしているので、パウンドケーキと呼びたいところですが、パウンドケーキはもともと、小麦粉、バター、砂糖、卵を1パウンドずつ入れるからパウンドケーキですから、バターが入らなければ、パウンドケーキとは呼ぶことができなそうです。
イタリアでは、バターの代わりに、オイルとヨーグルトが入ります。
なので、ライトなケーキです。
そして、イタリアでは朝食に食べるものです。(イタリアでは、甘いものを朝食に食べます)
プラムケーキは、イギリス発祥なので、イタリアに入ってきて、材料も用途も変化したのでしょう。。
というわけで、なんと呼んでいいのかわかりませんが、プラムケーキを作りました。
食後のデザートとして食べたかったので、リンゴを入れてみました。
丸い形で作れば、単なる「リンゴのケーキ」ですが、パウンドケーキの形をしているので、リンゴが入っているものの、「プラムケーキ」で通用します。
言葉って難しい(笑)。