ピチとアリオーネ
ピチとは、フィレンツェの南、シエナの地方の名物パスタ。うどんのような太いパスタで、モチモチな食感がとってもおいしいパスタです😋
モチモチ系が好きな人は絶対好きと保証できるくらいのおいしさ。
私もモチモチ系が大好きで、シエナや、シエナ周辺のキャンティ・クラシコ、モンタルチーノに行くと、なにをおいてもピチをチョイスします。
シエナやその周辺のレストランで食べるピチは生パスタですが、フィレンツェで売られているのは乾麺。
手打ちすることもできますが、けっこう面倒なので、家では乾麺を使うのが一般的です。
乾麺のピチのゆで時間は、22分!
今回ピチの乾麺を買った理由は、アリオーネ(大きなニンニク)をゲットしたから。
アリオーネは、普通のニンニクの何倍もの大きさのニンニクで、シエナの名産です。1個200gくらいの大きさ。
普通のニンニクに比べて、全然ニンニク臭くなく、デリケートな味わい。色は透明に近く、しっとりしていて、消化もしやすいです。
トマト缶と並べると大きいのがわかります↓ オーガニックのアリオーネで、なんとリボンがついていました。
アリオーネは、フィレンツェではなかなか見つけることができません。
今回、たまたま通販で見つけて、即購入しました^^
このシエナ名物のピチとアリオーネは、王道の組み合わせなのです。
ピチの乾麺↓
アリオーネは、トマトソースが定番です。単なるシンプルなトマトソースなのですが、アリオーネを使うことで、魔法のように深みのある味わいに、そしてデリケートな味わいに仕上がります。
なんでも手に入る日本ですから、通販でピチもあるのかなと探してみましたが、見つかりませんでした。
割れやすいので、輸送も大変そうですし、ゆで時間が22分のパスタは日本ではあまり受け入れられないのでしょうか。。
(手打ちすれば、すぐゆであがります)
トマトソースは、とってもシンプル。
アリオーネのピチのレシピ
材料(3人分)
ピチ 270g
アリオーネ 30g(普通のニンニクなら1片)
トマト(生または缶詰) 400g
オリーブオイル 大さじ3
塩 適量
パルミジャーノ(お好みで) 適量
作り方
① フライパンにアリオーネ(ニンニク)のみじん切りとオリーブオイルを弱火で熱する。
② ニンニクに焼き色がつく直前にトマト(生の場合は皮をむく)を入れ、弱火で約20分煮詰める。塩をする。
③ ピチをゆで、ゆであがったら②に入れて混ぜて出来上がり。お好みでパルミジャーノをかけていただく。
郷土料理には地元のワインを、といういわれの通り、シエナの地方の赤ワインがぴったり。
ロッソ・ディ・モンタルチーノか、ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノがマリアージュ♡