手打ちパスタを作る
イタリアでは、一家に一台パスタマシンがあるのではないかというくらいパスタマシンは必須のキッチン用品です。
コロナが広まり始めたころ、イタリア人は、スーパーにパスタを買いに走りました。
スーパーのパスタの棚は、1レーン全体がパスタなくらい広いにもかかわらず、ガラガラな状態になりました。
乾燥パスタが品薄になって、ではパスタを作ろうということで、イタリア人は、今度は小麦粉を買いに走りました。
小麦粉を買う人はパスタを手打ちできるということになります。
小麦粉が品薄になるほど、みんなパスタを手作りできるのです。
小麦粉の需要が増え、5キロ入りの小麦粉もスーパーに並ぶようになりました。
ロックダウンが緩和し、外出できるようになりましたが、スーパーではあいかわらず5キロ入りの小麦粉が並んでいます。
私は、普段はパスタは打ちませんが、来客のあるときにパスタを打ちます。
やっぱりパスタは手打ちのほうがダンゼンおいしい!
蕎麦やうどんも、手打ちのほうがおいしいのと同じですね。
パスタは、パンやピッツァのように発酵させる必要がないので、失敗も少ないです。
スパゲッティなどの乾燥パスタの材料は、小麦粉と水だけですが、生パスタには卵が入ります。
小麦粉100gに対して、卵1個。これで2人分です。
小麦粉は薄力粉でも、デュラムセモリナ粉でも大丈夫。
セモリナ粉のほうが、もっちりとしたパスタになります。
私はデュラムセモリナ粉派。
薄力粉とセモリナ粉を半分ずつ混ぜて作る人もいます。
小麦粉と卵を板の上で混ぜて、10分くらいこねます。
こねる時間が短いと、のばしたときに切れやすくなるので、しっかりこねるのがコツ。
Youtubeでお気に入りチャンネルの動画を見ながらこねていると10分はあっという間です(笑)。
30分ほど休ませてから、のばします。
私がイタリアで最初に買ったキッチン用具は、パスタマシンでした。
かれこれ15年ほど使っていますが、手動なので壊れることはまずありません。
有名なメーカーは、「インぺリア」↓↓
私はイタリアに住み始めて右も左もわからないころにゲットしたので、インぺリアではないのですが、料理教室の先生はインぺリアを使っています。
好みの厚さにできることや、好みの太さにカットできるのも手打ちパスタのいいところ。そして、やっぱりおいしいので、パスタ作りはやめられません。
今日作ったのはタリアテッレ。きし麺パスタです。
パスタを打つと、「料理した!」という気分になり、達成感があるので好きです☺