トスカーナの夏の伝統料理、パンツァネッラ
夏になるとレストランのメニューや、家庭で登場するトスカーナのメニュー「パンツァネッラ」。
固くなったパンを利用したパンのサラダです。
トスカーナのパンは、塩が入っていないので、小麦粉と水だけ。乾燥した夏は、すぐ固くなります。
その固くなったパンに水を含ませてやわらかくして使うという庶民的な料理です。
パスタの代わりに食べるものなので、パンをたっぷり使います。
私は、パンは固くなる前に冷凍してしまうので、パンが余ることはありません。
いつも全粒粉のパンを作っているため、トスカーナのパンは買わないのですが、パンツァネッラを作るために、トスカーナのパンを買いました。
1日放っておいたら、けっこう固くなりました。
本来はもう少し固くなったほうがベターですが、そのままパンツァネッラを作りました。
パンに水をかけてやわらかくし、トマトときゅうりと玉ねぎとバジルを混ぜるだけ。
味付けは、塩胡椒とオリーブオイルと少量のワインヴィネガーです。
ヴィネガーは入れすぎると酸っぱくなるので注意です。
さっぱりとして夏にぴったりの一品です。
具も、トマトときゅうりとバジルは夏の野菜で、まさに夏の料理。
事前に作っておいて、冷蔵庫で味をなじませておくので、直前に調理をしなくて済みます。
調理をするだけで暑くなり、食べるとさらに暑くなる夏には、便利です。
夏には夏の料理がおいしいですね。