イタリアの生クリームの違い
イタリアでは、生クリームは大きく分けて2種類あります。
「調理用」と、「フレッシュ」です。
「調理用」は、文字通り料理に使う生クリームで、「フレッシュ」はホイップクリームにしたり、お菓子に使う生クリームです。
何が違うかというと、まず、乳脂肪分が違います。
調理用生クリームの乳脂肪分は22%くらい。
一方、フレッシュな生クリームの乳脂肪分は35%くらいです。泡立てると膨らみます。
調理用生クリームは、泡立てても膨らみませんので、ホイップクリームを作ることができません。
また、調理用生クリームは、UHT(超高温殺菌)処理されます。そのため、未開封のものは常温保存することができます。したがって、「生」クリームと呼ぶことはできませんが、日本語でなんといったらよいのでしょうか。
フレッシュな生クリームは、UHT処理はされない、いわゆる「生」クリームで、冷蔵保存が必要です。
調理用生クリームは、乳脂肪分もフレッシュなものと比べると少なめですし、料理がそこまでヘビーにならずにすみます。
写真は、生クリームとゴルゴンゾーラのパスタ。
調理用の生クリームは、たいてい125mlの小さなパッケージです。↓↓↓↓
調理には大量の生クリームは使わないので、小さなパッケージは便利。
数か月常温保存ができるため、ストックしておけば、使いたいときに使うことができて、これまた便利。
「「生」ではない生クリームなんて」と、調理用生クリームを使うのを最初はためらっていました。
でも、意外とツカえます。