フィレンツェ名物ランプレドット
コロナ第2波で、フィレンツェではロックダウンですが、テイクアウトは可能になっています。
春のロックダウンでは、テイクアウトさえもできませんでした。
そうはいっても、テイクアウトだけのために営業しているお店は少ないです。
ロックダウンになるというショックで、ロックダウン前日、「最後に何かテイクアウトして食べたいな」と思っていました。
でも結局、外には出ず、ロックダウンを迎えました。
家の周りはどこも休業になると予想していましたが、トリッパの屋台だけ営業を続けていました。
なんだかうれしくなって、テイクアウトをして家で食べることにしました。
トリッパもフィレンツェ名物ですが、それと並ぶ名物のランプレドットを買ってきました。
トリッパもランプレドットも牛の胃の煮込みです。
牛の胃は4つあり、トリッパは第2の胃、ランプレドットは第4の胃です。
日本語では第1の胃はミノ、第2の胃はハチノス、第3の胃はセンマイ、第4の胃はギアラです。
ランプレドットは、パンに挟んで食べるパニーノが有名です。
パックに入れてもらってお持ち帰り。
緑のソースは、サルサ・ベルデという名で、「緑ソース」という意味(そのまま笑!)。
パセリのソースです。少しニンニクの香りがあります。
オリーブオイルが入っているサクサクしたパンに挟んで食べます。
とってもやわらかくて、モツ好きにはたまらない味です。
くさみはまったくありません。
胃は牛の中でもヘルシーな部位ですが、何日もかけて煮込んであるので、オイルやブイヨンをたっぷり含んで、かなりヘビーな味わいになります。
ひさびさのランプレドットで、少し元気になりました。