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イタリア料理~カンパニア州~

イタリアのカンパニア州は、温暖な気候とティレニア海の長い海岸線に恵まれ、ナポリ地方の料理やピッツァが有名だが、 ナポリの他にも、サレルノやアヴェッリーノ、イスキア島などでは地域ごとに微妙に異なる食文化が伝わる。 古代にギリシア人が入植したという歴史を反映して、ギリシアの食文化の影響も残している。

 

トマト

トマト


今やイタリアを代表する食材・トマトは、よく知られているようにカンパニアの名産品。 細長い形をしたサン・マルツァーノ種のトマトは生食よりも加熱に適し、トマトソースや、保存用のトマトピューレを作るのに欠かせない存在。

とりわけナポリ、サレルノ、アヴェッリーノといった主要都市近郊で栽培される「ポモドーロ・サン・マルツァーノ・デッラグロ・サルネーゼ・ノチェリーノ Pomodoro S.Marzano dell’Agro Sarnese Nocerino」はDOP(Denominazione di Origine Protetta保護指定原産地表示)食品に指定される最高級品だ。

 

 

オリーブオイル

オリーブオイル


オリーブオイルに関してもカンパニアでは、4種類のエクストラ・ヴァージンがDOP食品指定を受けている。

サレルノ地方で生産される「コッリーネ・サレルニターネ Colline Salernitane」と「チレント Cilento」、ナポリ、サレルノ、アヴェッリーノ地方で生産される「ペニーゾラ・ソッレンティーナ Penisola Sorrentina」、そして、アヴェッリーノ地方の「コッリーネ・デッウフィタColline dell’Ufita」。

 

モッツアレラチーズ

カプレーゼ


代表的な前菜(アンティパスト)といえば、夏季の人気メニュー「カプレーゼ Caprese」。

濃厚なモッツァレッラ・チーズと、甘いトマトをスライスし、バジルの葉を添えて、少しずつずらして交互に重ね、軽く胡椒をふった後に、良質のエクストラ・ヴァージン・オリーブオイルをたっぷりかけた一品。

赤白緑の三色の組み合わせはイタリア国旗の色合いでもあり、見た目も楽しく、バジルの爽やかな香りが食欲をそそる。


この料理に関しては、モッツァレッラは、水牛の乳から作られたDOP食品「モッツァレッラ・ディ・ブファラ・カンパーナ Mozzarella di Bufala Campana」が使われているものを選ぶとよい。

加熱する料理の場合は、乳牛のモッツァレッラを使ったものでかまわないが、モッツァレッラの風味を直に味わうようなこうした料理の場合は、 ぜひとも水牛の乳からつくったモッツァレッラが使用されているものを味わいたい。

 

手軽にモッツァレッラ・チーズを楽しむなら「モッツァレッラ・イン・カロッツァ Mozzarella in Carozza (馬車に乗ったモッツァレッラの意味)」なども、地方色豊かでおすすめだ。

スライスしたモッツァレッラ・チーズを薄切りパンではさんだものを、溶き卵をくぐらせ、高温のオイルで揚げた料理だ。 スナックのような手軽さで、モッツァレッラのほのかな甘みが味わえる人気の一品。

 

モッツァレラチーズと合わせるワイン


モッツァレラチーズには、カンパニアの辛口白ワインを合わせるのが一番。

モモとアーモンドを思わせる香りを持ち、わずかな酸味がある、上品かつ個性的な辛口の DOCGワイン「グレーコ・ディ・トゥーフォ Greco di Tufo」なら、カプレーゼのお供に最適だろう。

グレーコ(「ギリシアの」という意味)という名の通り、古代ギリシア人により持ち込まれた品種のブドウから作られる南イタリアを代表する白ワインだ。

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