フィノッキ(フェンネル)の食べ方
フィノッキは、イタリアのとてもポピュラーな野菜です。
英語ではフェンネル、日本語ではういきょうですが、日本のスーパーでは見かけたことはありません。
冬の野菜ですが、秋から春にかけて手に入る野菜です。
イタリア人は、このフィノッキが大好きです。
生でも食べることもできて、ゆでても、ソテーにしても、オーブンで焼いてもいいので、イタリアの家庭ではすごくよく食べられているようです。
安くて、傷みにくく、私も頻繁に買うのですが、そんなに好きな野菜ではありませんでした。でも、とってもおいしいレシピができたので、ご紹介したいと思います。
その前に、私がなんで今までフィノッキを好きではなかったかということをお話しします。
生でサラダに入れて食べるのは、もっとも手軽な食べ方です。フィノッキは、生だとかなりクセのある味わいです。セリ科なので、セロリに近い味がしますが、それよりもっとクセがあります。
このクセが苦手というわけではないのですが、このクセが非常にワインと相性が悪いのです。何のワインを飲んでも、フィノッキのクセが勝って、フィノッキの味が口の中に残ります。なので、私は生では食べません。。
火を通すと、肉の付け合わせにぴったりなのですが、かたいと繊維質が残ります。やわらかくなると、だらけた味になります。
「ちょっとかたいな」から、すぐ「ちょっとやわらかいな」になってしまうので、ちょうどよく調理ができないのです。(私の技術がないだけかもしれません)。
何かいい方法はないかなーと、いろいろな調理法を試しました。
そこで、すごくおいしかったのが、フィノッキのパスタ。
付け合わせの野菜という意識しかなかったので、今までパスタにからめたことがなかったのです。
固定観念はよくないですね。
下茹でしたフィノッキを、ポロネギと一緒に炒めてから、ブレンダーでがーっと撹拌しました。
そしたら、ネギの甘さとフィノッキの苦味が、ちょうどよいなめらかな味わいになって、パスタとすごく合いました!
頻繁に食べたいメニューになりました♪