イタリアの夏の定番、スペルト小麦のサラダ
フィレンツェは、今日は40度!
外を歩くと、体全体にドライヤーの熱風があたっているかのような体験したことのない暑さです。
家には、エアコンはあるものの、イタリアは電気代がものすごく高いため、1日中つけっぱなしにすると、電気代がおそろしいことになるので、昼の数時間だけつけています。。
できるだけ体温があがらないように、温かい料理は避けて、冷たい料理ばかり食べています。
今日のメニューは、スペルト小麦のサラダ。
「サラダ」といっても、レタスのような葉っぱ類は入っていません。
イタリアでは、冷たい料理のことを「サラダ」と呼ぶので、お米のサラダ、パスタサラダ、スペルト小麦のサラダは、温かいパスタやリゾットの代わりに食べる「プリモ」になります。
スペルト小麦は、日本ではあまり一般的ではないですが、イタリアでは夏はパスタの代わりになる定番食品。
食物繊維がたっぷりで、ミネラルも豊富。
茶色くて、見るからに食物繊維がいっぱいありそうで、健康にもよさそうですよね。
茹で方は、パスタと一緒。お湯をわかして、スペルト小麦と塩を入れ、茹でて、ざるにあげてお湯をきります。
お米のサラダを作るときのお米の茹で方も同様。
白米を炊くことや、リゾットを作るのに慣れていると、お米をざるにあげるのは、なんだかヘンな感じですが、そうすることによって、冷えた時に、もったりしないので、冷たくして食べるときは、思いきってお湯を捨てましょう^^
具は、好きなものを入れます。
にんじん、ズッキーニ、ハム、チーズ、オリーブ、ケッパー、ツナ。とにかくなんでもいいんです。
基本の組み合わせは、①ケッパー+ツナ、または、②ハム+チーズ。
①と②は一緒にしないのが基本。
魚はケッパーと相性がよく、魚は肉やチーズとは基本的には合わせないためです。
①か②に、野菜を入れれば、たんぱく質と炭水化物とビタミンがとれて、1品だけで立派な食事になります。
朝スペルト小麦を茹でて、材料を混ぜて、オリーブオイルと塩をかけて味をなじませておけば、夜は火を使わなくてもすむのでラクチン。
スペルト小麦のサラダや、お米のサラダは、バールのアペリティ―ボの定番でもあります。
お米のサラダは、このスペルト小麦をお米に代えればいいだけです。
なんだか、アペリティーボをしている気分になり、夏のお気に入りのメニューでもあります♪