ドルチェ&ガッバーナの香水はイタリアで人気?
日本のシンガーソングライター瑛人さんが歌っている「香水」。歌詞にドルチェ&ガッバーナの香水が出てきて、香水も大ブームになっているそうですね。
私は、日本の流行の歌をいつも遅れて知るのですが、この歌も今になって知りました。
ドルチェ&ガッバーナの香水は、私も愛用していたので、どの香水のことを歌っているんだろうと興味津々です。
ドルチェ&ガッバーナの香水@イタリア
イタリアでもドルチェ&ガッバーナの香水はとっても人気。
特に「Light Blueライト・ブルー」は、ユニセックスで使うことができて、ドルチェ&ガッバーナの香水といえば、この香水というくらいの名香。
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私は、2001年の発売当初購入して、長年愛用していました。
イタリアでもロングセラーで、昨年まで毎年テレビのCMでも流れていました。(今年はまだ見ていませんが)
セフォラのイタリア版オンラインショップの香水ベストセラーを見てみました。
セフォラは、パリ発の世界最大級のコスメセレクトショップ。日本からは撤退してしまいましたが、イタリアではとっても強いです。
上位の香水のブランドは、
ゲラン
ディオール
ナルシソロドリゲス
カルバンクライン
シャネル
リチュアルズ
ドルチェ&ガッバーナ
となっていました。
フランス、アメリカ、オランダと続き、イタリアのブランドではドルチェ&ガッバーナが1位です。
ドルチェ&ガッバーナの中では、やっぱりライト・ブルーが1位でした。
イタリア人にとっての香水
イタリアでは、男女問わず、香水は必須アイテムです。
ヨーロッパに共通していることですが、気候が乾燥しているので、毎日シャワーをする習慣がなく、香水でごまかしていたといわれています。
現在でも、高齢の人は毎日シャワーをしません。若者は毎日しますけどね。
香水は、おしゃれや身だしなみのひとつで、シャワー後にシュシュ、出かける前にシュシュという感じで毎日使います。
化粧品屋さんはイタリア語で「プロフメリア」。香水屋さんという意味です。
メイクアップ、スキンケアの商品より香水のほうが売り場の広い化粧品屋さんも多く、香水はいかに需要があるのかわかります。
香水は、プレゼントにも好まれるアイテムで、男性が女性に、女性も男性に香水を贈ります。
ドルチェ&ガッバーナ
ドルチェ&ガッバーナは、カリスマ的存在のファッションブランド。
私がイタリアを好きになった理由のひとつにドルチェ&ガッバーナがありました。
ドルチェ&ガッバーナのいかにもイタリアらしい世界に魅了されて、好きになりました。
他のブランドのランウェイショーも見ますが、ドルチェ&ガッバーナのランウェイショーが見ていて一番ワクワクします。
「ショー」的要素も強くて楽しませてくれるということもあります。
値段がはるため、ファーストラインの「ドルチェ&ガッバーナ」のコレクションは見るだけで、私が日常購入するのはセカンドラインの「D&G」でした。
しかし、2012年に「D&G」は終了してしまいました。
D&Gのコピー商品があまりにも多く出回っていたということが理由のひとつのようです。本家よりコピー市場のほうが大きくなってしまったという状態でした。
コピーされるということはそれだけ人気だということですが、「とりあえずD&Gを真似すれば売れる」的な現象は、D&Gファンとしては残念でした。
でも、ファーストラインの「ドルチェ&ガッバーナ」1本にすることで、コアなファンが増え、カリスマ的存在になりました。
香りと思い出
香りは、五感の中で一番、目の前に情景が広がる感覚だと思います。
香りをかいだときは意識してなくても、後になって同じような香りをかいだときにその時の映像がぱっと浮かび上がります。
幼稚園の帰りに買ってもらったレモンケーキの香りや、中学校の通学路で雨の降った時の橋の上の香り、今になっても、同じような香りに出会うと一瞬でその光景が目の前に広がります。
香水も、瑛人さんが歌っているように、同じ香水の香りをかぐと、その人のことがぱっと浮かびます。
大学時代の友だちや、ホームステイ先だったセニョーラなど、その人だけではなく、その人とどこで何をしていていたというシチュエーションがくっきりと見え、普段は思い出すことのない人も一瞬にして鮮明になります。
香りって不思議です。