クリスマスに作った料理いろいろ
メリークリスマス!
クリスマスイヴは、イタリアでは、肉を食べないという伝統があります。
肉をたべないので、自動的に魚メニューになるのが一般的です。
私も、いつもイヴは、魚を食べるのですが、今年は魚もパスして、ベジタリアンメニューにすることにしました。
イヴに作ったのは、トルテッリ。
大きなラビオリで、中身は、チーズたっぷりのマッシュポテトです。トスカーナの南の地方の伝統パスタでもあります。
パスタは、たまに打ちますが、ロングパスタにばかりするので、詰め物パスタは作ったことがありませんでした。
中身も作らなくてはいけないので、めんどうで、作ったことがなかったのですが、とってもおいしくできたので、また近いうちに作ってみようと思います。
イヴの日のメインは、リコッタチーズとほうれん草のキッシュ。
リコッタチーズとほうれん草の組み合わせは、イタリアンの王道ということで、クラシックに王道の組み合わせにしました。
前菜は作らずに、2品だけでライトな食事にするつもりが、ミラノ&トリノ旅行に行った時に買ってきたフランチャコルタのロゼを開けて、それがおいしかったので、ついつい予定よりおなかがいっぱいになってしまいました。
クリスマス当日は、七面鳥や、牛肉、羊など、がっつり肉を食べるイタリア。
がっつり肉を作ってもよかったのですが、イヴ、クリスマス当日、クリスマス翌日の祝日と3日間食べ続けるので、やっぱりがっつりの肉はやめて、グラタンにすることにしました。
牛ひき肉を入れて、チーズをたっぷり。
ホクホクでおいしくできました♪
パスタは、チーメ・ディ・ラパ(菜の花の原種)のリングイネ。
野菜の緑と、ピンクペッパーの赤で、緑x赤のクリスマスを表現してみました。
クリスマス当日に、ワインを飲まないわけにはいかないですし、せっかくクリスマスなのだから、いいワインを飲みたい!ということで、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノを♪
ワインに比べて、食事がライトですが、ワイン重視ということでよしとしました。
イヴ、クリスマス当日と、2日間イタリア料理だったので、クリスマス翌日の26日の祝日は、和食にすることにしました。
でも、イタリア式に、前菜、プリモ、セコンドとコースで食べるので、3品作りました。
前菜は、茶碗蒸し。
「茶碗蒸し」といっても、「茶碗」がないので、ココット蒸しです(笑)。
茶碗蒸しは、すが入るのを恐れて、あまり作らないのですが、うまくできたので、たまに作ってもいいかも♪なんて調子にのってしまいました。
プリモは寿司。
寿司は、めんどうなので、お祝いごとの時にしか作りません(けっこうめんどうくさがりです)。
過去に「これは生で食べることができる!」と魚屋さん言われた魚にあたっていらい、フィレンツェで生の魚を食べるのは怖くて、寿司も生の魚は使いません。
握りは、スモークサーモン、玉子。そして、スーパーマーケットで、生ハムの握りが売られているのを見て、「これはイイ!」と、まねして生ハムも握ってみました。
これが意外とおいしかった♡
太巻きと細巻きもまきまき。
セコンドは、鶏肉のグリル。
醤油味で和風に。
ワインは、なんと、モエ&シャンドンのグランヴィンテージ2009年をもらったので、寿司と合わせて豪華に乾杯!
グランヴィンテージだけあって、とにかくエレガント!
泡がきめ細かくて、舌の上をころがるよう。
グレープフルーツのニュアンスがかなり強く、ハチミツのような香りもあって、シャープだけどなめらか、みたいなバランスが絶妙!
シャンパーニュを飲んだ後だったら、やっぱりイタリアではなく、フランスでしょうということで、ポイヤックのLa Roseの2010年。
これは、6年前にボルドーに行ったときに、たまたま蔵の前を通ったので、購入したワイン。
購入した時は、18ユーロくらいだったので、全然高くなかったのですが、2010年の収穫から9年の時を経て、いい感じにまろやかになっていて、メディテーションワイン級でした。
3日間とも、デザートは、作らずに、クリスマス定番のパネットーネ。
定番というより、必須といったほうがいいくらいのドルチェです。
干しブドウとオレンジピールが入った、ふわふわの菓子パンですが、バターがたっぷり入っているので、かなりヘビーなので、ちょっと食べるだけで充分な感じです。
やっぱり3日間続けて、しっかり食べるのはキツイ。
ライトめに作ったとはいえ、胃が重いです。
まあ、いっぱい飲んだからというのもありますが。
手打ちパスタや、寿司など、手間がかかるものを作ったので、しばらく料理はしたくない!と思うくらい、キッチンに立っている時間が長かったです。
年末までは、作るのも、食べるのも、お休みしたいと思います(笑)。