
鶏肉のカッチャトーラとサンジョヴェーゼ
久しぶりにイタリア料理らしいイタリア料理が食べたくなったので、鶏肉のカッチャトーラ(狩人風)を作りました。
どうして「狩人」かというと、「狩人が狩りをした後、作った料理」というところからきています。
もともとは「男の料理」なので、作り方も簡単。
玉ねぎ、にんじん、セロリをみじん切りにして、鶏肉と炒めて、トマトソースで煮込めばOKです。
ポイントは、アンチョビとローズマリーを入れること。
オリーブは必須ではないですが、相性がいいので、よく使われます。

イタリアに住み始めた頃、鶏肉のカッチャトーラをよく作っていました。
その頃は、いかにも「イタリア料理」という感じのものを作っていたので(カルボナーラとか)、鶏肉のカッチャトーラも定番メニューでした。
その後、胃を悪くしてしまって、トマトも、玉ねぎも食べることができなくなってしまったため、7年は作っていませんでした。
でも、今では、胃もかなりよくなり、ドクターストップだった食材も、少しずつ解禁しています。
7年ぶりに食べたカッチャトーラ。
鶏肉がやわらかくて、ジューシーで、とってもおいしい!と感動してしまいました。
そして、カッチャトーラとマリアージュするワインは、なんといってもサンジョヴェーゼ。
キャンティでも、キャンティクラシコでもOKなのですが、ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノを合わせました。

これは、イタリアに住み始めて、初めて飲んだワイン。
健康になったのと、思い出のワインで、心にじわーっとくるものがありました。