簡単アップルパイ
私は週1回、フィレンツェ中央市場に行って、野菜、果物、肉、チーズなどを買っています。
果物屋さんは、いつもおまけしてくれます。傷んでしまって販売できない果物を袋に入れてくれます。何が入っているかは、家に帰って袋を開けてからのおたのしみ。
今週は、リンゴが3つ袋の中に入っていました。
リンゴの季節ではないですが、リンゴは年中手に入る果物のひとつ。
私は基本的に季節ではないものは買わないので、夏にリンゴを買うことはありませんが、せっかくもらったので、アップルパイにすることにしました。(生で食べるにはちょっと傷み過ぎていたので。)
アップルパイにしようと思ったのは、ちょうど松の実と干しブドウがあったから。
先週、市場のドライフルーツ屋さんで、松の実を買いました。
ドライフルーツ屋さん:「ジェノヴェーゼペーストを作るのか?」
私:「ううん、 松の実とレーズンで肉料理にするの。」
ドライフルーツ屋さん:「レーズンはあるのか?」
私:「レーズンはあるある。」
ドライフルーツ屋さん:「これ試してみろ。」
といういきさつで、レーズンをもらいました。
そして、まだレーズンも松の実も残っていたので、それらを使ってアップルパイを作ることにしたのです。
昨日使ったイタリア版シュウマイの皮「パスタ・フィッロ」がまだ残っていたので、それをパイ代わりにしました。
ドライフルーツ屋さんでもらったレーズンは、スーパーのレーズンの半分くらいの大きさの小さくて少しかためのレーズンでした。
肉料理で使ったとき、そのレーズンがとってもいい仕事をしてくれて、とってもおいしいレーズンだとわかりました。
スーパーのレーズンはかなり甘いですが、ドライフルーツ屋さんのレーズンはそんなに甘くなく、ブドウの味が凝縮している感じでした。
アップルパイに入れたらおいしそう!と期待して作りました。
パイ生地だとオーブンで約30分かかりますが、薄い生地なので10分でできて時短です。
長方形でも三角形でも適当に包めばいいので、あまり気にせずに気軽にできます。
これは、シュウマイの皮でもできそうです👍
【簡単アップルパイのレシピ】
材料(4人分)
- リンゴ 3個
- レーズン 50g
- 松の実 25g
- 砂糖 40g
- バター 30g
- ラム酒 大さじ2
- シナモン 小さじ1
- 粉糖 適量
- 卵 適量
- パスタ・フィッロ
作り方
- レーズンをラム酒にひたしておく。
- 鍋にバターを熱して、砂糖と角切りしたリンゴを入れ炒める。
- レーズン、松の実を②に加え、炒める。
- リンゴが好みのやわらかさになったら、火を止めてシナモンを加えて混ぜる。
- パスタ・フィッロを2枚重ねにし、④をのせて包む。
- 卵をほぐして、ハケで塗る。
- 180度のオーブンで10分焼く。
- 冷めたら、粉糖をふりかける。
リンゴのやわらかさはお好みで。
リンゴがかなりやわらかいアップルパイもありますが、私は少しだけ歯ごたえがあるくらいが好きです。
リンゴの産地のトレンティーノ・アルトアディジェ州に行ったときに食べたシュトゥルーデルのリンゴは、少し歯ごたえがあり、とってもおいしかったので、それ以降、アップルパイは少し歯ごたえを残しています。
リンゴの種類によっても、火の通り具合が異なるのでやわからさをみながら炒めると好みのアップルパイができます。
もらいものと残りもので偶然作ったアップルパイ(笑)。
アップルパイは、デザートワインがとっても合うスイーツ。
食後の幸せ♡