自家製ブイヨンでトルテッリーニを食べる
先日、ビステッカ(Tボーンステーキ)を食べた時に、骨は焼かずに冷凍して保存していました。
その骨を使って、ブイヨンを作ろう作ろうと思っていたのですが、なかなかできないでいました。
なぜ、すぐ作らなかったかというと、トルテッリーニのパスタと一緒に食べたかったからです。
トルテッリーニは、エミリアロマーニャ州のパスタで、小さな詰め物パスタです。
別名、「カッペッリーニ」といって、小さな帽子という意味です。その名の通り、小さな帽子のように見えます。
ちなみに、「カペッリーニ」といえば、「髪の毛のような」という意味のスパゲッティより細いロングパスタになるので、注意です。
帽子型はCappellini(カッペッリーニ)、細いロングパスタはCapellini(カペッリーニ)で、Pが2つか1つかの違いで、発音が小さな「ッ」が入るか入らないかの違いです。
トルテッリーニは、ブイヨンの中に浮かべて食べるのが王道です。
ブイヨンがおいしくないとパスタ全体がおいしくなくなってしまうので、手作りのブイヨンを作る機会に、トルテッリーニを食べようと思っていたのです。
私は、パウダー状やキューブ状の市販のブイヨンの素は食べません。インスタントのような味わいになって旨味がないからというのと、いろいろ化学調味料が入っていて胃に負担がかかるからです。
10日に1度しかスーパーに行かないため、やっとトルテッリーニを購入して、ブイヨンを作ることにしました。(トルテッリーニは時間がかかるので、手打ちでは作りません。。)
ブイヨンは、長時間煮込むので、家にいるときでないとできません。
煮込むのに時間がかかりますが、レシピは簡単です。
玉ねぎ1個、ニンジン1本、セロリ1片を、まるごと鍋に入れます。
肉を入れて、水はひたひたくらい。
火をつけて、沸騰したら、とろ火で2時間放っておくだけ。
野菜はカットしないのでラクです(皮はむきますが)。煮込んでいる間、混ぜる必要もないので、タイマーさえかけておけば、忘れていても大丈夫。
とろ火でゆっくり煮込むことで、肉の旨味成分が溶け出して、コクのある、でもやさしい味になります。
本来なら、冬に食べたいメニューなのですが、まあまだ夜は涼しくなるので、おいしく食べることができます。
心がほっとする味です。
ブイヨンはまだたくさん残っているので、ラーメンの汁にしてもおいしそうです。
でも、ラーメンの麺を買ってこなくては。。