おうちでトリュフのタリオリーニ
先日、トリュフ三昧の夕食に出かけたとき、夕食会場でトリュフを買ってきました。
会場では、生トリュフ、トリュフのハチミツ、トリュフの瓶詰め、トリュフのオリーブオイルが販売されていました。
それらを販売しているトリュフ狩りの人にトリュフの様子を聞いたら、今のところ雨が少ないので、トリュフはあまり採れないとのことでした。
雨が少ないとブドウは好ヴィンテージとなりますが、トリュフにとってはあまりよくないのです。
逆に雨が多くてブドウの出来がよくないときは、トリュフはたくさん採れます。
白トリュフを買いたいところでしたが、値段がはるので、黒トリュフを購入することにしました。
黒トリュフは、10gで4ユーロ(約500円)、
白トリュフは、10gで30ユーロ(約3750円)でした。
10gの黒トリュフをひとつ買ったら、小さいものをひとつおまけしてくれました(^O^)/
トリュフは数日しかもたないので、たくさん買うことはできません。
早速、トリュフを食べるために、パスタを打ちました。
トリュフにはタリオリーニがなんといってもマッチします。
断面が四角い細いロングパスタで、卵入りの生地です。
パスタをゆでて、お皿に盛りつけて、オリーブオイルをかけるだけ。
そして、トリュフをスリスリとスライス♡
おいしかったのですが、思ったより香りがないかな??と思いました。
黒トリュフは白トリュフに比べて、圧倒的に香りが劣りますが、それでもちょっと香りが少ないかな?と思いました。
産地によるところもあるのでしょう。
イタリアのトリュフの産地ナンバーワンといえば、ピエモンテ州のアルバ。
毎年トリュフ祭りがおこなわれ、世界中の人がここのトリュフを求めてやってくるという有名な産地です。特に、白トリュフの品質に優れていて、とにかく香りが豊か。
アルバ産の白トリュフは、イタリアで一番値のつくクオリティーです。
トスカーナ州では、サン・ミニアートが有名。ここでも毎年トリュフ祭りがおこなわれます。フィレンツェの西40キロほどで、フィレンツェから気軽に行くことができるので、昨年行ってきました。
アルバにはおよばないものの、白トリュフの産地になっています。
トスカーナでは、そのほかに、サン・ジョヴァンニ・ダッソもトリュフ産地として名が知られています。
フィレンツェから110キロほど南にいったところで、ここはトリュフ電車が季節になると走ります。
私が今回買ったのは、フィレンツェから50キロ弱南のモンテヴァルキの丘で採れたもの。
有名な産地ではありません。そのへんの森で採れたものなのか(苦労して採ってきたものなのでしょうから失礼ですが、、)、ふわーっと広がるような香りはありませんでした。
ガラス瓶の中で保存しておいたのですが、蓋をあけた瞬間はふわーっと香りが広がりました。
でも、スライスしてパスタの上にかけたら、その間に香りは空気の中に溶け込んでしまって、パスタを食べるときにはかすかにしか香りませんでした。
でも、わずかながらの香りで贅沢感を味わうことができました。
ペアリングは、デリケートな香りのワインがいいなと思い、フランスのピノノワールと合わせました♪