洗い流さない洗顔がけっこういい
イタリアでは洗い流さない洗顔が主流です。
水が硬水のため、水を使って洗うと皮膚が乾燥しやすいためです。
日本人でヨーロッパに旅行したことのある人なら、洗顔で顔がつっぱってカサカサ感を感じたり、シャンプーで髪がパサパサになったことがあるはず。
バスタブに長く浸かれば浸かるほど、皮膚はカサカサします。
イタリア人はバスタブに浸かる習慣もなく、髪も毎日洗いません。
顔もできるだけ水で洗い流さないほうがいいため、ミセラーウォーターでふき取りクレンジングをします。日本でクレンジングウォーターと呼ばれているものです。
コットンにミセラーウォーターをたっぷり含ませて、ふき取るだけ。
私は、このふき取りクレンジングにとっても抵抗がありました。
水で洗い流すのが当たり前の日本のクレンジングと洗顔に慣れているため、洗い流さないと汚れが残っている気がしてならないのです。
習慣というのは、すごい力があります。
周りのイタリア人がどんなにミセラーウォーターを使っていても、テレビで毎日ミセラーウォーターのCMを見かけても、まったくミセラーウォーターを使う気にはなれませんでした。
ミセラーウォーターで一番有名なのは、ビオデルマ。↓↓(下記楽天サイト)
フランスのブランドですが、イタリアでもこれが一番知られています。スキンケア、化粧品はやはりフランス強し!
パリコレで使われていると有名なビオデルマのミセラーウォーター。
イタリアに住み始めてから16年目、とうとう使ってみることにしました。
使ってみると、意外といいかも!と思いました。
●汚れがきちんと落ちなそうというのは私の思い込みなので、汚れが落ちないということはありません。
●水で洗い流さないため、つっぱることもなく、うるおい系の洗顔フォームのような作られたしっとり感もありません。ちょうどよい感じ。
●洗面台が水でべちゃべちゃになるということもなく、水の節約にもなります。
これなら、断水のときにも使えます(イタリアは時々断水になるので笑)。
●洗面台で腰をかがめることなくクレンジングができるので、腰が痛いときにももってこいです。
実は、先週ギックリ腰になって、かがむことができなくなったので、重宝しました(笑)。
●夜遅くなって疲れてクレンジングが面倒なときにも役立ちそうです。
●水で洗うと洗った直後肌が赤くなるのですが、ミセラーウォーターだと赤くならずにクレンジングができます。
と、いいことばかりのミセラーウォーターですが、それでもなんとなく、毛穴の奥まできれいになっている気がしないのです。それも私の思い込みだと思いますので、しばらく続けて1本使いきってみようと思います。
水道をひねれば軟水が出てくる日本は天国。日本ではミセラーウォーターの必要性はあまりないかと思いますが、気になったかたはチャレンジしてみるのもいいかも。
「物は試し」とはまさにその通り。
固定観念と習慣を変えてみるのも必要だなと思いました。