イタリアのロックダウンと日本の緊急事態宣言
日本では、東京、神奈川、千葉、埼玉が緊急事態宣言となり、不要不急の外出は自粛となりました。
帰国後の2週間の自主待機期間が終了し、病院や免許更新などやらなければいけないことがいくつかあります。
緊急事態宣言とはいえ、不要不急ではないため、電車に乗って都心へ行きました。
本当に緊急事態宣言なのかと思うほど、けっこう人がいました。
もちろん通常に比べると人は少ないです。
でも、イタリアのロックダウン時のゴーストタウンとは比較になりません。
日本に帰国してからというもの、日本の感染者数ばかり気にしていて、イタリアの感染者数をチェックしていませんでした。
イタリアでは、クリスマスから1月6日までロックダウン。その後、ロックダウンは緩和されましたが、1月9日、10日はソフトロックダウンで、飲食店は休業です。
1月からのイタリアのコロナ状況をチェックしました。
日付 | 感染者数 | 死亡者数 |
1月1日 | 22211人 | 462人 |
1月2日 | 11831人 | 364人 |
1月3日 | 14245人 | 347人 |
1月4日 | 10800人 | 348人 |
1月5日 | 15378人 | 649人 |
1月6日 | 20331人 | 548人 |
1月7日 | 18020人 | 414人 |
1月8日 | 17533人 | 620人 |
クリスマスの前は1日の死亡者数が700人台、800人台だった日が続いていたので、それに比べると減少していますが、まだまだ恐ろしい数です。
日本帰国後、電話で話した2人の友人が、
「自分の周りでコロナになった人がいないから実感がない」
と、2人とも同じことをいっていました。
テレビの街頭インタビューでもまったく同じことをいっている人がいました。
知り合いの人がコロナに感染しないと現実として受け止めにくいという意識を変えないと、町の混雑は減らないと思います。
イタリアのロックダウンでは、知り合いの人がコロナになっていなくても、明日は我が身という意識にさせられます。
ロックダウンの恐怖はまったく感じられない緊急事態宣言下の東京都心でした。