ビオの畑と、農薬を使った畑
今年のゴールデンウィークは、例年になく寒かったイタリア。
トスカーナでも、山の上の方では雪が降りました!
キャンティ地方や、モンタルチーノでも、風が冷たくて、寒く、ダウンジャケットが必要でした。
そうはいっても、ブドウは、芽を出し、少し緑が成長していますから、畑は春を感じさせます。
春は、ブドウ畑を見るだけで、ビオの畑か、そうでないかが一目でわかる時期です。
ビオで栽培されている畑は、ブドウの木の列と列の間に、草や花がたくさん咲いていて、緑に覆われています。
農薬を使っている畑は、草や花が少なくて、土の色がむき出しになっています。
下の写真は、モンタルチーノのビオの畑です。
殺虫剤や、農薬は使っておらず、無農薬で栽培しています。
ブドウの木の列と列の間に、たくさん草や花がありますよね。
これらは自然に生えてくるもので、そのままにしてあります。
一方、下の畑は、同じくモンタルチーノの別のワイナリーの畑。
ブドウの木の列と列の間の草が、とても少ないことがわかります。
畑の中を歩いてみると、草や花がたくさん生えている畑の土はやわらかく、草があまり映えていない畑の土は、かたいのがわかります。
無農薬だと、土の中に微生物がたくさんいますので、土が「生きている」からです。
もちろんそれは、ブドウの実にも影響してきますので、ビオで栽培されたブドウは、より「自然」ということがいえますね。