ベンヴェヌート・ブルネッロ2019に行ってきました!
2月15日~18日に、モンタルチーノで開催された「ベンヴェヌート・ブルネッロ2019」。行ってきました!
その年にリリースされるブルネッロ・ディ・モンタルチーノが一挙公開という試飲会。
プレスをはじめ、ワイン業界の人からワインラヴァ―が集まる一大イベントです。
今年は、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2014年、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リセルヴァ2013年、ロッソ・ディ・モンタルチーノ2017年のリリースとなります。
2014年は、気温が低く、雨が多かった年で、生産者が苦戦した年となりました。
クオリティーを保つために、かなり量を減らしたというところが多かったです。
長熟向きのヴィンテージではない分、今から楽しめるブルネッロとなっていました。
もちろん、ブルネッロは、長年熟成させてこそ、その良さが発揮されるワインでもあるので、偉大なヴィンテージを長年セラーに寝かせておく方が楽しみでもありますが。。
そうはいっても、天は神のみぞ知る、、、
気温と雨は、誰もコントロールできません。
偉大なヴィンテージは、飲むだいぶ前に抜栓しておかいないと味が開きませんが、2014年のブルネッロは、レストランなど抜栓してすぐ飲むシチュエーションで楽しめるので、その点ではメリットです。
難しい年は、難しい年の良さがあると受け止める寛容さも消費者には必要だと思います。
ブルネッロ2014年のワインの感想としては、前評判より良かったと思います。
生産者の腕が光っていたところが多かったと思います。
比較的大きな作り手は、北から南と点在する畑を所有しているため、ゾーンの特徴が読みにくいのですが、2014年のような難しい年は有利になることがはっきりわかりました。
個人的には、完熟したクランチーな果実の味わいより、エレガントめの味わいの方が好きなので、南の地区より、北の地区のほうが好きです。
なので、いつもは、カステルヌオーヴォ・デッラバテ地区、サンタンジェロ・イン・コッレ地区は、私にはふくよかすぎる感があるのですが、2014年は「おいしい!」と思いました。
リセルヴァ2013年は、どこもスパイスと果実味が融合していて、文句なしにグレイト!
ブルネッロ2014年に集中して、ロッソ2017年は数を試飲しませんでしたが、2017年は、気温が高く、雨が少なかったので、間違いなくいい年といえます。
プラスアルファとして、オリーブオイルの試飲と、チーズ、ハム、焼き菓子の試食があり、偶然イベントとぶつかったワイン好きのツーリストも楽しんでいました。