イタリアで作る寿司とは
イタリアに住み始めてから、何かと作るようになった太巻きの寿司。
日本では、家で作るのは、手巻き寿司かチラシ寿司、押し寿司だけで、にぎりや太巻きを作ったことはありませんでした。
手巻き寿司や、チラシ寿司、押し寿司は、技術がいりませんが、太巻きはちょっと慣れが必要ですよね。
具とご飯のバランスや、くずれないようにする加減、均一の大きさにするなど、多少慣れていないとうまく巻けません。
特に、海苔無しのものや、裏巻きは、けっこう技術がいります。
「日本食」といえば「寿司」をまずは思い浮かべるイタリア人。
寿司を作るといえば、みんな大喜びするイタリア人ですが、イタリア人の思っている「寿司」とは、にぎりか、太巻きです。
チラシ寿司は知らないイタリア人が多く、一度ホムパでチラシ寿司を作ったら、がっかりされました。
今日は寿司、といわれて楽しみにしてたのに、ご飯の上に具がのっているだけのものは、寿司ではないということらしいです。
それ以来、いつも太巻きを作っています。
みんな大喜びといいましたが、何でも食べることができるというわけではなく、海苔がきらいなイタリア人もいます。
色が黒くていやだと。。。。
なので、必ず、海苔無しの裏巻きも作ります。
生の魚が苦手という人もいるので、私は生の魚は使いません。
ツナや、スモークサーモンだったり、焼いた魚をほぐして使ったり。
私が生の魚を使わないのは、フィレンツェは内陸のため、生で食べれるほど新鮮な魚が手に入りにくいという理由もあります。
過去に、市場で、「生で食べれるよ」といわれて買った魚にあたったことがあり、それ以来、生の魚は怖いのです。。
ましてや、ホムパで人様にお出しして、体調が悪くなられたら大変ですし。
生の魚を使わないと、にぎりはレパートリーが少なくなるので、太巻きを作っています。
わさびも好き嫌いがあるので、中には入れずにセルフサービス。
カリフォルニアンロールをきらいといったイタリア人は、いままでいませんが、私自身が寿司にはマヨネーズは使わない派なので(マヨネーズ好きの人、ごめんなさい)、私はマヨネーズは使いません。
ひんぱんに作っているうちに、太巻きはお手のものに^^
短時間で、均一に、無駄なく、巻けるようになりました♪
食べるときは、小皿になみなみと醤油を入れて、ちゃぽんとひたすように醤油をつけるイタリア人も多々。。
そうされないように、要注意です(笑)。