イタリアコロナ、逆戻り
イタリアの新型コロナウイルスの感染者数は、ここ数日2000人台になっていたのですが、昨日10月7日は3000人台になりました。
感染者増加のため、10月7日に緊急政令が閣議決定され、緊急事態宣言が2021年1月31日まで延長されました。そして、屋外でのマスク着用が義務になりました。
今までは、マスク着用は屋内のみ義務で、屋外では義務ではありませんでした。
9月あたりから、フィレンツェの中心街では、道行く人のマスク着用率は2~3割程度な感じでした。
特に若者は、着用率ほぼゼロ。。
昨日の夜、テレビのジャーナリストの討論番組で、そのうちの一人が
「マスクは全身のファッションのバランスを崩す。イタリアではマスクはファッショナブルではないので浸透しない。」
といっていました。
緊急事態なのに、「マスクはオシャレじゃない」なんていってられません、と思うのですが。
たしかに、イタリア人は見ためをとても気にします。
たとえば、イタリアでは、半袖のYシャツがありません。
半袖のYシャツは、オシャレではないからです。
どんなに暑くても、男性はYシャツを着る場合は、長袖を着て、腕まくりをします。
カジュアルなシャツなら半袖はあります。でも、イタリア人にとっては、通常のYシャツが半袖だと、全身のバランスを崩すのです。
マスクの話に戻って、、
感染者数が少なくなって、多くの人が「大丈夫だろう」と思っていたのでしょうか。
ファッショナブルな人は、オシャレを優先していたのでしょうか。
イタリアでは、やはり義務化しないとダメみたいです。
しかも、義務化しても罰金がないとイタリア人は守りません。
マスクを着用していない場合の罰金は、400~1000ユーロ。
かなり厳しい罰金です。
ただし、スポーツ中や、6歳以下の子ども、マスク着用に適さない疾患や障がいをもつ場合は対象外です。
屋内では、引き続き、マスク着用は義務です。
ロックダウン以降ずっと会っていなかった友人にもそろそろ会いたいなと思っていましたが、延期しようと思います。
また心配な状況になってきました。。