抗炎症効果のあるカモミールエッセンスオイル
より自然のものをという世の中の流れの中、薬草(ハーブ類)の波がイタリアにも来ています。
ヨーロッパの漢方ともいえる薬草。
薬草専門店は、イタリア語では「エルボレストリア」といいます。
薬代わりに飲むものの他に、サプリメント、石けん、クリーム、ハーブティなどなど、いろいろな製品がおかれています。
西洋医学の薬をきらう人たちの代替法ともいえるハーブ類。
まさに漢方のような感じですが、このエルボレステリア、けっこう町の中にたくさんあります。
それだけ利用している人が多いということなのでしょうが、以前は少し敷居が高いようなイメージでした。
多少なりとも知識がないと、薬草を利用しようとはならないですが、ナチュラル志向ブームで、テレビのCMでも薬草系の商品も見かけるようになり、なじみのあるものになりました。
私は、日本でも時々、漢方を服用していたので、イタリアのハーブ類も信頼していて、やはり時々利用しています。
先日、エルボレステリアにボディオイルを買いに行ってきました。
私は、遺伝のせいで、肌が弱いことに悩まされています。
体がかゆくなりやすくて、ボディオイルやボディクリームはかかせません。
カモミールのエッセンシャルオイルに抗炎症効果があると聞いて、それを求めに行ったのです。
カモミールは、いくつか種類がありますが、今回買いに行ったのは、学名Matricaria recutitaのカモミール。
いわゆるジャーマンカモミールと呼ばれているものです。
店員さんが出してきたのは、1ml(!)の小さな小さな瓶。
ビオのもので、1つ20ユーロ(約2400円)。
けっこう高いのですね。
でも、出してきてもらったからには、買わないわけにはいかないので、1つ購入しました。
ベースオイルでうすめて使うのですが、薬剤師さんにベースオイルは何がいいか聞くと、ホホバオイルが一番刺激がないからと勧められたので、それを購入しました。
これもビオのもので、100%のホホバオイル。100mlで、15ユーロ(約1800円)。
薬剤師さんが「1mlは20摘だから、100mlのホホバオイルにカモミール1ml全部入れればいいわよ」と教えてくれました。
私は、ここ1年くらい、体全体がかゆくなる現象が続いていて、それを解決したく、このカモミールが助けになってくれればと願っていると、薬剤師さんとあれこれ15分くらい話をしました。
さっそく家に帰って、ホホバオイルにカモミールエッセンスオイルを開封。
カモミールエッセンスオイルの箱の中に入っていた説明書には、1摘を100mlの飲み物や、ヨーグルトなどの食べ物に入れてもいいと書かれています。食べることができるなんて、本当に安全なものなのですね!
さっそく混ぜます。
カモミールエッセンスオイルは20摘しかないだから、1摘でもこぼさないようにと緊張しました(笑)。
カモミールエッセンスオイルは、青みがかった濃い色でいかにも濃そうでした。
ホホバオイルにまぜると、かなり色が薄まりましたが、やはりまだ青い色をしています。
これをお風呂上りに、体にぬっています。
のびはあまりよくないので、肌が濡れているうちにのばしています。
ぬった瞬間は、けっこうしっとりするのですが、うるおいが24時間続くという印象ではありません。
値段がはるため、ケチケチして、たっぷりぬっていなかったので、1日中うるおわせるためには、もっと量を使わなくてはいけないのかなという気もしています。
1週間ほど使いましたが、体のかゆみは、まだ解消していません。
体にぬるだけではもったいない気がしてきて、顔のクレンジングオイル代わりにも使い始めました。(顔も赤みで悩んでいます)
これでクレンジングをすると、すごくベタベタするのですが、洗ってしばらくすると、ベタベタ感はなくなり、肌がさらさらしてきます。
さらさらしていても、皮膚の内側からうるおっている感じがします。
今までは、朝起きると、顔がかなり脂っぽかったのですが、カモミール入りホホバオイルでクレンジングした翌朝は、へんな脂が出ていなく、もちもちしています。
今までのクレンジングでは、肌に必要なものまで洗い流していて、逆に脂が出ていたのかなと、目からうろこでした。
やっぱり自然のものは、いいですね。
顔の話になってしまって、かんじんの体のかゆみの問題は解決していませんが、体は面積が広いので、もう少し続けないとダメかな、と思っています。
まずは、1瓶使い切ってみようと思います。