ワイン日記~キャンティクラシコ。カステッラーレ~
キャンティクラシコは、産地が広いだけあって味わいはさまざまです。
ポイントとなるのは、ブドウ品種とゾーン。
キャンティクラシコは、サンジョヴェーゼが80%以上と決まっていますので、ブレンド具合でだいぶ味が異なります。
サンジョヴェーゼ100%なのか、少しトスカーナの品種が混ざっているのか、国際品種が入っているのか、です。
今日飲んだのは、カステッラーレのキャンティクラシコ。
カステッリーナ・イン・キャンティに位置する造り手です。
ワイナリーツアーで、ワイナリーにいったときやワイン祭りや試飲会で何度も飲んだワインですが、あらためてボトルを購入してゆっくり飲んでみました。
1本飲むのと、ひとくち飲むテイスティングはやっぱり違います。
ボトルを抜栓してゆっくり飲むと、開けたての味わい、少し時間が経ってからの味わい、翌日の味わい、と楽しむことができるので、ワインの本当の実力がわかります。
カステッラーレのキャンティクラシコは、サンジョヴェーゼ95%、カナイオーロ5%。
カナイオーロは、トスカーナの土着品種。
トスカーナの品種のみを使ってキャンティクラシコを作るというこだわりがあります。
ベリーミックスやチェリーなどの小さい赤い果実の香り、ローズマリーやセージのような野生のハーブの香り、少しだけスパイス香があります。
酸味がしっかりしていますが、透き通った酸味なので、酸味の苦手なかたでもおいしく飲むことができると思います。
このワインのいいところは、フードフレンドリーでいろいろな料理と合わせることができること。
パスタ、鶏肉、豚肉、牛肉、チーズ、豆類、野菜などなど、デイリーに食べる料理に寄り添ってくれます。
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私は、トスカーナの品種のみで作られているキャンティクラシコが好き。
カベルネソーヴィニヨンやメルローなどの国際品種が入っていると、果実味が熟した感じになり、飲みやすくはなりますが、サンジョヴェーゼの特徴であるデリケートさや酸味が打ち消されてしまう場合があります。
もちろん、これは個人的な好みです。
人によって好みもさまざま、ワインの味もさまざま。
普段飲みできるお気に入りのワインがあると、「これを買えば絶対大丈夫!」というような安心感があります。
カステッラーレのキャンティクラシコは、お気に入りのワインのひとつです。