イタリアの土着品種ワインがおいしい
イタリアは、世界の中でも、ブドウの土着品種(固有品種)が多い国です。
2019年のデータでは、イタリアには545種類の品種が登録されています。
イタリアワインは、「品種が多いから難しい」ともいわれます。
品種の名前を覚えるのは大変ですが、いろいろな味わいがあって、それぞれ個性があって、楽しいです。
土着品種のワインで、お気に入りでケース買いしているのがコレ。
モンフォートの「ブラン・ドゥ・サー」。
モンフォートは、トレンティーノ・アルトアディジェ州のラヴィス村にあるワイナリーで、1945年から家族でワインを造っています。
3回ほど訪問しましたが、とっても温かなファミリーで、ワインはこのワイン以外もおいしいです。
ブドウ品種は、ヴァルディバラ、ヴェルトリーナー、ヴェルナツァ、ノジオーラ。
日本で知られているのは、ヴェルトリーナーとノジオーラでしょうか。
色調は、黄金がかったイエロー。
白い花、柑橘の果実、ハーブの香りがします。
味わいは、フレッシュで、ミネラル感が躍動的! キリッとした味わいです。
このワインが好きな理由は、とってもフードフレンドリーで毎日楽しむことができるから。
白ワインというと、魚料理をイメージしがちですが、フィレンツェでは魚料理はめったに食べません。
この白ワインは、野菜料理にも、豆料理にも、白身肉の料理にも合うので、普段食べているライトな食事にぴったりなのです。
もうひとつこのワインが好きな理由は、ワインの世界観があるから。
デイリーワインだと、あまり特徴のない平面的な味わいなものもあります。料理のじゃまはしなくても、それだと飲んでいて楽しくないです。
このワインは、いろんな情景が頭にうかんできて、楽しませてくれます。
イタリアの土着品種っておもしろい!と思わせてくれるワインです。
モンフォートのサイトは、こちらから。