イタリアワイン、シチリアのDOCG
地中海にうかぶ島、シチリア。
DOCGは、赤ワインひとつのみ。
シチリアは、太陽に恵まれ、ブドウの栽培も盛んです。
チェラズオーロ・ディ・ヴィットリア
Cerasuolo di Vittoria
DOCGは、赤ワインのチェラズオーロ・ディ・ヴィットリアです。
シチリアは、マルサラで有名ですが、マルサラは実はDOCでDOCGではないんですね。
最近では、エトナ山のワインも人気が出てきていますが、これもDOCで、DOCGではありません。
シチリアといえば、ネーロ・ダーヴォラ。
チェラズオーロ・ディ・ヴィットリアは、ネーロ・ダーヴォラ主体のワインです。
チェラズオーロ・ディ・ヴィットリアというワイン自体は、1606年に、「ヴィットリア」の町が作られたときに生まれたもの。
DOCGになったのは、2005年です。
ブドウ品種は、50~70%はネーロ・ダーヴォラ、30~50%はフラッパートで作られます。
樽での熟成は、義務付けられていませんが、瓶熟成は最低3か月が義務付けられています。
収穫の翌年の6月以降にリリースされますが、「チェラズオーロ・ディ・ヴィットリア・クラシコ」のカテゴリーもあり、これは、収穫の翌々年の3月31日以降にリリースされます。
フローラルで、果実味たっぷりのワインで、さくらんぼのニュアンスがあります。
鶏肉や豚肉のオーブン焼きが相性バツグンです。